Each time we meet love
I find complete love
without your sweet love
what would life be
出典: Let It Be Me/作詞:ピエール・ドラノエ,マニー・カーティス 作曲:ジルベール・ベコー
“僕らが愛を感じるとき
いつだってそれが完璧な愛だってわかるんだ
君のその甘い愛情がなければ
人生になんの意味があるというんだ”
いよいよサビです。
緩やかな曲調に乗って最大限の愛がここで歌われます。
「あ、僕たち愛し合ってる」。
そうやってお互いがつながっていることを感じることは多くの人が経験があると思います。
両思いしてる、と感じた経験ですね。
手を繋いだ時とか、キスした時とか。
それこそ「天国」と思える時です。
しかし、同時に「この愛は完璧だ」と思うんだと入っているわけですね。
ドキドキしながら、お互いの愛を確かめ合う。
そして「この愛って完璧だ」と思うということですね。
そこまでかよ、と思ってしまいそうですね。
でも、よく考えてみるとこの歌詞はとても的を得ているかもしれません。
本当に好きな時、例えば彼女を愛している時。
いえ、彼女じゃなくとも誰かを好きな時、その人以外見えないのではないでしょうか。
世界の女性どころか日本の女性すらその10%も見ていないだろうにこう言うのです。
「君が世界一好きだ」と。
これは愛が絶対的なものだということの現れだと思います。
その人の全てが好きになり、世界のどこを探してもその人は1人だと感じ始める。
そして狂おしく愛しくなって、「僕たち2人」だけしか見えなくなる。
これを「完璧な愛である」と思うのではないでしょうか。
そうです、完璧だというのは「他と比べて」完璧なのではないのです。
僕たちそのもの、僕たちの愛そのものが「完璧」なのです。
愛こそが正義!
後半、「your sweet love=君の甘い愛情」という言葉が出てきます。
相手から受ける甘い愛情こそ私の生きる意味だと。
甘い愛情とは言葉の通り、とろける程好きでいてくれるということでしょう。
ここでいう愛情とは、日本の夫婦っぽい愛情ではないです。
やはりヨーロッパ風の恋と見紛うほど熱い愛情のことだと思います。
さて、この部分がいっているのは「愛こそ正義」ということではないでしょうか。
つまり恋愛至上主義的なこと。
君の愛がないなら生きてる意味がないといっているのです。
仕事をするのも君のため、全ては君のため。
世の中の1番の善行こそ恋愛だという真っ直ぐな愛情。
そうした真っ直ぐな気持ちを表すのに、難解な言葉はいらない。
だからこそこれだけ平易なのかもしれませんね。
ラストサビ 愛の結論
弱気に見える?!
So never leave me lonely
Tell me you’ll love me only
And that you'll always
Let it be me
出典: Let It Be Me/作詞:ピエール・ドラノエ,マニー・カーティス 作曲:ジルベール・ベコー
“だからもう二度と1人にしないでくれ
君が愛するのは僕だけだと教えておくれ
そしてあなたはいつだって
僕を僕らしくさせてくれるんだ”
さて、いよいよラストのサビです。
ここにきて、なんだか弱気な文面になります。
「1人にしないで、君が愛するのは僕だけだといって」。
なんだか束縛してるというか、女々しいですね。
しかし、愛とはいつもそういうものなのではないでしょうか。
最後の最後はわからない。
根拠がなく、愛してるんだとしかいえない。
弱気になって、愛を確かめ合うしかないのです。
こうやって真相をついてくれるからこそこの曲はこんなに多くのアーティストにカバーされる名曲たるのですね。
あなたが僕を僕らしく
後半部分の解釈をします。
「あなたが僕を僕でいさせてくれる」というところがありますね。
これはとても巧みな表現だと思いました。
人生の意味を相手を愛することに見出しているのです。
君の甘い愛がないなら死んだも同然だといっているわけですね。
そんな彼は、もう彼1人では彼ではないのです。
愛する「あなた」がいて初めて彼らしくあれるのです。
なんて素敵な表現でしょう。
夫婦とはこうあるべきなのではないかと思います。
私はあなたであなたは私。
まさに一心同体ということではないでしょうか。
終わりに
今回は真っ直ぐな歌詞が心に刺さる名曲「Let It Be Me」の歌詞解説をしました。
このなんとも純粋な愛情と、愛の素晴らしさ、そして人生のことについて考えていただけたでしょうか。
この曲をエルビス・プレスリーは1970年にカバーしているわけですが、彼自身も愛に翻弄された男だと言えます。
当時の他のロックスターと同じく、彼は度重なるライブ、それに伴う不規則な生活を強いられていました。
そんな中で当時の奥さんだったプリシラと1973年に離婚をします。
この曲を歌っている当時、彼は何を思って歌っていたのでしょうか。
もしかすると、我々以上に愛について悩まされながらこの曲を歌っていたのかもしれませんね。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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