フェイント 表は特別待遇
ひっくり返せば 利己主義態度
代わりはいくらでもいたんだって
気付かれた人形は即退場
出典: 繰り返し一粒/作詞:猫虫P 作曲:猫虫P
歌詞としては相手に物のように扱われていた悲しい失恋ソングです。
ではタイトルの「繰り返し一粒」とはどこからきたのでしょうか。
歌詞では所々で主人公が「物」のように扱われたようなフレーズ。
またラップ調の部分でも主人公が相手に大事にされていないような歌詞が目立ちます。
上記の歌詞では主人公自身のことを「人形」と例えていたり「代わりはいる」という歌詞。
このことからも相手は主人公のような都合の良い相手が何人もいたのではないでしょうか。
相手の真意に気づいてしまった主人公は最早扱いづらい人形です。
だから簡単に関係を切ってしまった。
相手はこれからも繰り返し人形を作っては捨て、作っては捨てを繰り返すでしょう。
自分はそんな繰り返される行為の中の一粒ぐらいの存在だった。
相手にとっては便利で都合の良い物だ、という意味合いがタイトルに含まれていると考察できます。
初音ミクVerではまた少し違った印象が
「繰り返し一粒」初音ミクVerだと歌詞が少し違っているためか、楽曲の印象も変わってきます。
初音ミクの方の歌詞だと、より相手のリアルな考えや思い等も綴られており少し生々しさが感じられます。
また初音ミクVerは歌詞の語尾が過去形になっている部分が多いことが特徴です。
このことから鏡音リンより前に捨てられたのだろうかという解釈もできます。
「繰り返し一粒」の世界観をもっと感じたいという人はぜひ初音ミクVerも聴いてみて下さい。
まとめ
今回は「繰り返し一粒」の歌詞解説を紹介しました。
ラップ調でテンポの良い楽曲ですから、歌詞は流し聴きをしてしまいがちです。
しかし、じっくりと歌詞を見て見るとより主人公の辛い心情が思い浮かべられたと思います。
ぜひ歌詞にも注目して聴いてみて下さい。
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