失って気づいた「ここ」とは
主人公は、最後にその事にも気づいた様です。
例え、言葉が届かなかったとしても、空に浮かべていこう。
そして、「僕ら」は「ここにあるさ」と励ます様に曲は終わっていきます。
そう、「誰か」から「君」に。そして、最後は「僕ら」へと言葉の行き先は変化してきました。
そして、そんな「僕ら」は「ここ」にあるのです。
つまり、主人公の心の中に過去の自分も変わらず存在していて、現在を生きる自分と共存している。
失ったと思っていた過去の自分を心の中で見つけ出しました。
そしてそこに戻るのではなく、「心の中=ここ」で温かく見守っていこうと新たな境地にたどり着いたのです。
最後に:名曲を照らし続ける光
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回はGRAPEVINEの【光について】を歌詞の解説とともにご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
「光」は他のどこでもなく、心の中にしっかりと過去の自分が存在している事に気づけましたね。
ちゃんとまだ心の中にあるのです。
「ここ」と同じぐらい重要ワードの「光」もこの曲を照らしています。
GRAPEVINEの楽曲全般にいえますが、彼らの曲のタイトルや歌詞はとても感覚的です。
時に激しく尖りつつも、「優しさ」が根底にあります。
今回取り上げた「光について」も、どこか懐かしく親しみを持てる歌詞でした。
この歌詞にはリスナーの多くが共感できるのではないでしょうか。
そして、刹那的でありながら全てを受け止めてくれるようなメロディと一体となっています。
この世界観が「光」となってこの曲を照らし続けています。
名曲と名高いこの曲は、これからもその光の力で聞き継がれていくことでしょう。
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