女性ファンからも人気の高い「イノチミジカシコイセヨオトメ」

クリープハイプ【イノチミジカシコイセヨオトメ】歌詞の意味を徹底考察!尾崎世界観の描く女心にドキドキ…の画像

キャリアを重ねるごとに着実にファンを増やし続けるクリープハイプ

今や国民的ロックバンドといっても過言はないでしょう。

そんなクリープハイプにもかつて厳しい冬の時代がありました。

インディーズ時代にはメンバーが次々と脱退。

一時は尾崎世界観1人で活動を続けた時期もありました...。

今回はそんな冬の時代から追いかけているファンの間でもっとも人気楽曲

「イノチミジカシコイセヨオトメ」を紹介させていただきます。

歌詞に散りばめられた様々な切ないキーワード。

それらを元に楽曲に込められた意味を徹底解釈いたします。

「イノチミジカシコイセヨオトメ」の歩み

「東京とライブ」から「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」まで

クリープハイプ【イノチミジカシコイセヨオトメ】歌詞の意味を徹底考察!尾崎世界観の描く女心にドキドキ…の画像

「イノチミジカシコイセヨオトメ」の初出はインディーズ時代の初期作品「東京とライブ

「東京とライブ」は少量プレスの自主製作盤のため現在は廃盤。

超レアアイテムとして高値で取引されているそうです。

その後メジャー1stアルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」に再録されました。

ライブでの定番曲ということもありファンなら一度は耳にしたことがあることでしょう。

初期クリープハイプ特有のソリッドなギターリフ。

徐々に熱気を帯びてゆく尾崎世界観の歌声。

そこで歌われるのはある女性の哀しい日常の光景でした...。

映像作品としても制作された「イノチミジカシコイセヨオトメ」

映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』劇場版予告編 - 監督・脚本:松居大悟×音楽:クリープハイプ

1stアルバムの初回盤に収録された松井大吾監督作のショートムービー「イノチミジカシコイセヨオトメ」

後に2013年の映画「自分の事ばかりで情けなくなるよ」に群像劇の1篇として収録されることになります。

映画では「あたしの窓」「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」「傷つける」も映像化。

映画のタイトルは「吹き零れる程のI、哀、愛」のボーナストラックから取られています。

池松壮亮黒川芽以も出演した映像作品は第26回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品

クリープハイプの楽曲をストーリーで捉える斬新な手法は映画界にも大きな爪痕を残したのです。

改めてクリープハイプの持つ影響力を実感いたします。

女性ファンの心を掴んで離さない楽曲の魅力

【yonigeが唄うクリープハイプ】「イノチミジカシコイセヨオトメ」Full Ver.

ファンからの人気も高くメンバーの思い入れの強い楽曲ですがMVは制作されていません

前述したショートムービーがその世界を表現しているからでしょう。

個人的にはMVが必ず必要とは思いませんがファンからの要望は多そうですね。

上の動画2018年池袋PARCOにて開催された「クリープハイプのすべ展」のプロモーション映像

yonigeの牛丸さんがカラオケで「イノチミジカシ~」を歌う様子はとてもシュールです。

まるで元々yonigeのために制作された楽曲のように感じられます

この楽曲が表現するのはとある職業で生計を立てる女性の心情です。

そのためか女性からの支持が多い楽曲でもあります。

夜の世界で生きる女性、願いはなんですか?

生まれ変わることはできますか?

ピンサロ嬢になりました
ピンサロ嬢になりました

生まれ変わったら何になろうかな
コピーにお茶汲みOLさん

出典: イノチミジカシコイセヨオトメ/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

今回の記事で初めて「イノチミジカシ~」の世界に触れるという方もいるかもしれません。

そのため今回はあえて2回目のAメロ部分から解説したいと思います。

同じテーマ設定で描かれたインディーズ作品に収録されている「欠伸(あくび)」という楽曲。

そこでは「性」に関する表現はオブラートに包まれて歌われていました。

しかし「イノチミジカシ~」はこのパートで赤裸々に職業を歌い上げるのです。

さらに現状に対する絶望感は「イノチミジカシコイセヨオトメ」の方が数倍上を行っています。

私の人生はこんなはずではなかった...。

この歌の主人公の人生観は上記歌詞の3,4行目のフレーズに集約されます。

なんと彼女はOLになりたかったのです。

今はあまりOLという表現は用いないかもしれません。

しかしそのことも含め彼女の人生設計にすでに「働く格好いい女性像」は存在しないのです。

働く女性が雑用ばかり押し付けられる環境。

それ自体が現行のポップソングでは絶望と紙一重に歌われる時代です。

それにもかかわらず主人公にはそのような環境でさえ桃源郷のように見えているのが分かります。

幼少期の母親との大切な思い出