日本でもだいぶ浸透したハロウィン文化

【Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~/きゃりーぱみゅぱみゅ】歌詞解説!逆襲とはの画像

ここ2~3年ほどで、かなり盛り上がりを見せている“ハロウィン”。

毎年渋谷での仮装パーティーが話題になっています。

そして今回ご紹介する、きゃりーぱみゅぱみゅの「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」。

そんな日本の新たなハロウィン文化にピッタリのポップソングです。

きゃりー独自のかわいい魅力がたっぷりつまったこの曲。

まずはあいかわらずキュートな仕上がりになっているMVからご紹介していきましょう。

メルヘンなおばけやしき?に迷い込む

きゃりー扮するリポーターが、TVの企画で不思議な夜会に潜入するというストーリー。

随所で驚かしにくるおばけ?たちを振り切りつつ、おやしきの中のメイン会場へ向かいます。

おやしきの中に、人間らしいものは1人もいません。

辿り着いたメイン会場で待っていたものとは……?

不思議なやしきで行われてるのは?

きゃりーの運命はいかに

様子のオカシなおやしきに迷い込んでしまったきゃりーリポーター。

果たして、無事に戻ってくることはできるのでしょうか……。

このMV、じっくりと見てみると不可解な点がいくつかあります。

まずは、おばけたちがパーティーをしているメイン会場に到着したところ。

おばけたちの仲間と思われるお人形さん?(きゃりー1人2役目)がセンターにいます。

しかし次のシーンでTVを通して見てみると……。

そのお人形さん?は、きゃりーリポーターに変貌しているのです。

ということは、この2人は同一人物なのでしょうか?

またそこから進んでいくと、カメラマンと思われる男性はおばけに襲われてしまいます。

ついに一人になってしまった、きゃりーリポーター。

これまで上手におばけたちを回避してきたのですが、おばけたちに捕まってしまいました。

しかし、みんなに囲まれたとたん……!

あのセンターにいた、お人形きゃりーに変身。

もしかしたらこのリポーター、おばけに姿を変えられてしまったのかもしれません。

ただただ潜入に来ただけなのに、実はもう外には出られないのかも……。

そう考えると、結構怖いMVですよね。

衝撃のラストに驚き

このMVは、曲が終わった後まで見逃せません。

ラストに登場するのは、やしきの中で倒れている1人の男性。

そう、きゃりーと一緒に潜入したあのカメラマンです。

おばけたちに襲われて、倒れ込んでいるカメラマン。

しかし、よくよくその顔を見てみると……?

きゃりーの映像を眺めているモンスターと同じ顔なのです。

いったいどういうことなのでしょうか?

考えられるのは、このカメラマンとおばけたちがグルだということ。

きゃりーリポーターだけダマされていたのでしょう。

何も知らずに、怖~いおやしきに潜入してしまったリポーター。

まんまと、おばけたちの仲間にさせられてしまいました。

そしてそのまま、おやしきから出られなくなってしまったのです。

映像全体としては、楽曲にマッチしたメルヘンでポップな印象。

しかしじっくり見てみると、実はこんなストーリーが隠されていました。

ようやく本題の歌詞解説へ

まずは歌詞のヒントになりそうな、MVのご紹介をしました。

全体のストーリーがわかったところで、本題の歌詞解説に入ります。

曲名からもすぐに読む取ることができますが、この曲のテーマはハロウィン

「ぱんぷきん」というのは、ハロウィン定番のあの顔型のカボチャのことでしょう。

ちなみにハロウィンで見るあのカボチャは、“ジャック・オー・ランタン”というもの。

生前の行いの悪さから、天国にも地獄にも行けなかった伝説の人物を示しているそうです。

死んでも死にきれず、街を彷徨っている“ジャック・オー・ランタン”

ただし、呼び寄せると悪霊を追い払ってくれるのだとか。

逆に、善い霊のことは引き寄せてくれるようです。

そのため、カボチャの収穫時期に呼び寄せる伝統の祭が続いているのだそう。

話はだいぶそれてしまいましたが、そろそろ戻します。

そんな背景のある「ぱんぷきん」が仕掛ける逆襲とは、いったい何なのでしょうか?

この時を待っていた

今日は魔法の夜だから オカシな世界にいこ
街にイタズラしかけて とてもワクワクするの

I say Yeah! You say Hoo!
ぱんぱんぱんぱら ぱんぱんぱん
夢の中に迷い込んだみたい
I say Yeah! You say Hoo!
ぱんぱんぱんぱら ぱんぱんぱん
ララララララ みんなで踊ろうよ

出典: Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

本領を発揮できるこのシーズンが、ようやくやってきました。

ここでいう「オカシ」とは、“可笑しい”と“お菓子”がかかっているようにも見えますね。

たくさんの仮装した子どもたちが、街をさまよう奇妙な夜。

「ぱんぷきん」は、そんな人間たちを面白がって「イタズラ」を仕掛けるのです。

だからといって、人間たちを困らせたいわけではないのです。

おそらく、にぎやかで夢のような夜に「ぱんぷきん」も参加したいのかも……。

「ぱんぷきん」にとっては、この幻想的で特別な時間を共有できるチャンスです。

みんなを巻き込んで、一緒に楽しく騒ぎたいのでしょう。

人間たちを怖がらせる気はない?