メジャー3rdアルバム「rye」はお楽しみ要素が満載の作品!

鹿乃【「Q」&「A」】MVを独自解説!主演は最上もが!見たのは正夢?それともサリンジャーの青春小説?の画像

動画投稿サイトの歌い手から始まり、メジャーデビュー後も数々のアニメタイアップを経て着実に実績を積み上げつつある鹿乃。

そんな彼女が2018年12月19日にメジャー3rdアルバムの「rye」をリリースします。

アルバムは2枚組で、オリジナル楽曲を収録したオリジナル盤と、VOCALOID楽曲のアコースティックカバーを収めたカバー盤全14曲を収録。

オリジナル曲にはもちろん期待出来ますし、元々動画投稿サイトで人気を集めていた彼女です。

ボカロの曲が好きなファンもたくさん居るでしょうから、カバー盤が楽しみという方も多くおられるのではないでしょうか。

とにもかくにも、曲数というよりはお楽しみ要素の詰まった濃厚な作品となっていることが期待できそうです!

収録曲でも特に注目を集める『「Q」&「A」』に迫る!

鹿乃【「Q」&「A」】MVを独自解説!主演は最上もが!見たのは正夢?それともサリンジャーの青春小説?の画像

「思春期」がテーマ…タイトルに込められた意味は自問自答?

そんなアルバムの中でもリリース前から注目を集めているのが、今回スポットを当てていく『「Q」&「A」』という楽曲

質問と回答を意味するタイトルのこの曲で表現されているテーマは「思春期」だといいます。

思春期と言えば、一番「自分は一体何がしたいんだろう」のような疑問を持つ時期ではないでしょうか。

まさに大人と子供の狭間と呼べる年頃で、将来のことも考えていかないといけないし、同時に異性を意識し始める頃でもあります。

この『「Q」&「A」』というタイトルには、そんな大人になっていく段階で揺れ動く自分への自問自答の意味が込められているのではないかと感じました。

豪華な面々が携わった楽曲!

鹿乃【「Q」&「A」】MVを独自解説!主演は最上もが!見たのは正夢?それともサリンジャーの青春小説?の画像

このテーマ自体興味深いものではありますが、楽曲が特に注目されているのは何より携わっている面々の豪華さです。

まず作詞作曲を担当したのは、楽曲に準えた小説がアニメや漫画にもなったことで一世を風靡したカゲロウプロジェクトのじん

深く作りこまれた作風が人気の彼が手掛けたとあっては完成度に大きく期待が掛かりますね。

そしてもう1人外せないのは、MVに出演したでんぱ組.incの最上もが。

彼女のような有名な芸能人がMVに出演することってそんなに珍しいことではないのですが、今回はそのいきさつが面白いんです!

なんでも元々最上もがが鹿乃の楽曲のファンで、それをきっかけにSNSでやり取りをしていて、そこからMVの出演にも繋がったんだとか。

作品に携わる人が作品のファンであることってすごく重要で、完成度に大きく関わってくることですよね。

今回はこのMVを中心に、その魅力に迫っていくこととします!

じんらしい疾走感溢れるサウンドの中、ポップなメロディが展開される楽曲。

鹿乃の歌声は真っ直ぐに透き通った印象で、いかにも純粋な「思春期」というテーマにはピッタリのイメージです。

いつも歩くいつもの道…その日主人公が目撃したものは

問題のMVですが、シーンは午前6時57分。

最上もがの演じる主人公が目を覚まし、一日が始まる場面から幕を開けます。

家を後にするといつものルーティンをこなすかのごとく、通い慣れているであろう道を歩く彼女。

いつも歩く道とはいっても、いつも同じ出来事が起こるわけではありません。

街頭で配られていたチラシを受け取ったのだって、サラリーマンとぶつかって彼が抱えていた書類が散らばってしまったことだって今日だったから起こった出来事。

そう、そのはずでした。

彼女はコンビニにでも行っていたのでしょう。

ビニール袋を片手に下げた帰り道、人の人生を決定付ける衝撃的な瞬間に出くわすことになります。

屋上から飛び降りようとする少女

彼女が何気なく目をやった先に見えたのは、ビルの屋上に立つ制服姿の少女。

最初こそ「あんなところで何をやっているんだろう」といった様子でそれを見ていた主人公でしたが、次の瞬間少女が屋上の手すりに手を掛けます。

少女は飛び降りようとしていたのです。

その様子を目の当たりにした主人公は持っていたビニール袋も放り出して、彼女を止めようと走り出します。

しかしこの後場面はまた午前6時57分に逆戻りして、主人公が目を覚ますシーンに。

そう、この出来事は夢だったのです。

「夢だった」そう思った主人公の身に起きた出来事は

「なんだ夢だったのか」といった様子で、主人公も一安心といったところ。

さっき夢の中で目覚めたときと同じように、家を出るといつもの道へと繰り出します。

そしていつも通る道だといって、いつも同じ出来事が起こるなんてことはないはずですが…。