miwa【あなたがいないと世界はこんなにつまらない】歌詞の意味を解説！言いたいけど言えない言葉って？

みなさん恋をしていますか？

好きな人からのほんの些細な言葉が心の中で何倍にも膨れ上がったり、一喜一憂したり。

バレンタインやクリスマスといったイベントが近づくと、なんだかソワソワしてしまいますよね。

LINEにすぐ返信するか、少し時間を空けるか、そんな駆け引きさえも楽しくて毎日が彩られます。

今回解説していくのはシンガーソングライターmiwaの「あなたがいないと世界はこんなにつまらない」です。

miwaの楽曲では珍しい、少し長めのタイトル。

この曲に込めた思いをストレートに表現しています。

みなさんもこのタイトルのような気分になるときがあるのではないでしょうか。

今恋をしているあなたへ。

好きの気持ちが大きいほど、ときには悩んでしまうこともあるでしょう。

それは決して悪いことではありません。

そんな恋に揺れ動く心情を「あなたがいないと世界はこんなにつまらない」では描いています。

「あなたがいないと世界はこんなにつまらない」は、2ndシングル『リトルガール』に収録されています。

心地良いベースのスラップと力強いドラムが絡み合う、攻撃的なサウンド。

吐き捨てるように歌うmiwaの声は、楽曲の世界観によりリアルさを生み出しています。

主人公は女の子です。

高校〜大学生ぐらいでしょうか。

歌詞の口調からは、miwaのようなおてんばで明るいキャラクターをイメージさせます。

いつものように友達と会話をする中で、ふと聞かれた質問。

その答えを考えるところから、楽曲はスタートしていきます。

片思いをしている様子の主人公。

好きな相手は高嶺の花の存在というよりは、普段から連絡を取り合っている友達のようです。

“アイツ”という呼び方が、二人の距離の近さを想像させます。

恋の始まり方はさまざまです。

一目惚れをするという方もいれば、いつのまにか好きになっていたという方もいるでしょう。

主人公の場合は後者です。

今まで気にも留めていなかったのに、急に意識をするようになってしまったのでしょうか。

普通であれば好きな人から連絡がくれば嬉しいもの。

むしろ「好きな人になんて連絡をしよう…」と悩む人の方が多いでしょう。

主人公の場合は普段から連絡を取り合っていた間柄ゆえに、苦しむことになってしまったようです。

「アイツを好きになったこと、まだ認めたくない！」、そんな思いが伝わってきます。

主人公がそう考えるのには理由があるはずです。

それは自分のプライドを守るためではないでしょうか。

ここまでの歌詞から、主人公の性格はおてんばで明るく、そしてプライドが高いということが分かります。

その上、好きになってしまった相手は友達。

「まさかあの人のことを好きになるなんて…」と、考えてしまっているのでしょう。

プライドを打ち砕くかのように、着信一つで一喜一憂してしまう現実。

今は相手との駆け引きよりも、自分自身と戦っているようです。

プライドが高い主人公からは意外なセンチメンタルな言葉が並びます。

冒頭では相手のことを“アイツ”と呼んでいましたが、サビでは“あなた”に変化しています。

些細ではありますが、主人公の好きな人を思う気持ちが増したことが分かります。

主人公はついに「あなたのことが好き」ということを認めたのです。

しかし好きということは認めたものの、こんなにも恋焦がれていることに自分で動揺しているようです。

プライドが余計な邪魔をしているのかもしれません。