おせっかいな言葉
They tell me to live right
They tell me I’ve to fight
I’ll leave them all behind to find out for myself
[和訳]
みんなが私に ちゃんと生きろと言う
みんなが私に 向き合えと言う
そんな言葉は全部流して 自分で確かめるんだ
出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH
主人公が周りの人達に夢を語ったときにいわれた言葉が詞に綴られています。
周りの人たちは主人公に安定した人生を送ってほしいからこそ、厳しい言葉をかけていました。
そんな言葉を鬱陶しく感じ、住み慣れた場所を飛び出してきたのです。
主人公は自分の人生は自分で決めるという頑固さを持っています。
あの時にやっておけばよかったという後悔をしたくなかったのでしょう。
架空の安定よりも自分の可能性を信じたかったのです。
この楽曲を聴いている人達にも、自分の意見を貫いてほしいというメッセージが込めらているのだと思います。
夢はすぐそばにある
Yellow Road, if you follow it, you will find it in your heart
I won’t let go of anything about myself
[和訳]
イエローロードを辿れば
あなたが欲しいものも必要なものも見つかるはず
それはあなたの中にあるから
出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH
サビになります。
ドロシーは黄色いレンガの道の先に希望を見つけました。
それと同じように、誰もが黄色いレンガの道の上に立ち、夢や希望を持つことができるのです。
しかし、いつの間にか周りからの意見に流され、黄色いレンガの道を見失ってしまいます。
自分が本当にしたいことから目を背けてはいないかという問いかけをされているようにも感じさせる詞です。
And if you follow, there is no need to be worried so
Yellow Road please lead me back home
[和訳]
無理して頑張らなくていい
すでに心の中に持っているから
心配しないで
さぁイエローロード
私をあるべき場所に導いて
出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH
自分のやりたい夢を必死に探す必要はありません。
すぐ近くにあるはずなのに、気付いていないだけなのです。
自分の胸に手を当てて考えてみてば、おのずとその答えが見つかります。
そんな当たり前のことに気付かせてくれる詞です。
最後の部分は、夢を目指す主人公の心の叫びのようにも感じとれますね。
2番の歌詞を解説
新しい視点
Being here has taught me something
Everyone is feeling down
Looking around to see what’s missing
When it’s always been around
[和訳]
ここに来てからいくつか気づいた
みんな落ち込んでいて
周りを見渡しては何が足りないのかを探してる
いつもずっとそこにあったのに
出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH
夢を追う立場になった主人公は、今までとは違った視点で周りを見るようになりました。
そして、世間のみんながやりたくもないことに時間を費やしているということに気付くのです。
誰もが子供の頃には夢を持っていたはずなのに、大人になるにつれて忘れていってしまいます。
そして、忘れてしまったことさえも忘れてしまうのです。
思い出したころには、年を重ねた自分に絶望してしまいます。
それだけ夢を追いかけるということは、かけがえない行動だということを、この詞では教えてくれています。
名シーンのオマージュ
So I’ll tap my heels to let it all reveal
The magic spell
There is just no place like my home
[和訳]
だからかかとを鳴らして
すべてを明らかにするの
魔法の言葉
「お家が一番だわ」
出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH
この部分ではオズの魔法使いでの最後のワンシーンが描かれています。
目を閉じて、赤い靴の踵を3回鳴らすことで、ドロシーはオズの国から家に帰ることができました。
そして、「やっぱりおうちが一番だわ」と言って物語は終了します。
このシーンから連想するに、夢を追い続けた主人公は、ついに夢を叶えたということではないでしょうか。
無理やり飛び出してきた家に、胸を張って帰ってくることができたのです。
そして、孤独を経験したからこそ、当たり前にいる家族の存在に感謝することができるようにもなりました。
夢を反対されてはいたものの、帰るべき場所があるからこそ主人公は頑張ってこれたのだと思います。