FAITH「19」について
収録アルバムは「Capture it」
「19」は2020年に発売されたアルバム、「Capture it」に収録された楽曲です。
FAITHはメンバー5人のうち、3人がハーフという異色のバンド。
1980~90年代を感じさせるシティ・ロック的な音楽が高評価を得ています。
所属事務所はオフィス・オーガスタ。
山崎まさよしやさかいゆうなど、実力派アーティストが名を連ねる事務所です。
Vo.Akari Dritschler(アカリ・ドリチュラー)の伸びのある歌声と、安定した演奏陣が魅力です。
本楽曲でも、その魅力が存分に発揮されています。
「19」とは
本楽曲では、しきりに「19歳」というキーワードが出てきます。
こちらはどうやらメンバーの年齢と関係があるようです。
公式YouTubeの本楽曲MVにメンバーのコメントがあり、2020年で全員が20歳を迎えたとあります。
本楽曲は20歳を迎える年に「19歳」の気持ちを総まとめした曲なのでしょう。
周囲への不満
厄介者扱いからの掌返し

I know them people like to speak, speak, speak, like we're the creeps
Baby, they are gonna freak when we all come round swingin'
出典: 19/作詞:Akari Dritschler 作曲:FAITH
皆私たちのことを煙たがるけど
成功した瞬間てのひらを返す。
1行目のcreepには「誰かに取り入る嫌な奴」という意味があります。
私たちのことを「嫌な奴だ」と言う人がいる、と言っているわけです。
頑張っている人に対してあれこれと悪口を言う人はどこにでもいます。
そういう人たちに限って成功した瞬間に掌返しをする人がいますね。
さて、そういう人たちにどんなメッセージを用意しているのでしょうか。
なるようになる、と思うしかない
So much to brag, when it's nothing but a drag
C'est la vie, C'est la vie, guess we'll wait for 'em to see
出典: 19/作詞:Akari Dritschler 作曲:FAITH
自分勝手に周りを付き合わせては自慢して、
まあいいや、なるようになるし、気づくまで待つしかないみたい
人の悪口を言ってくるような人たちに不満を募らせています。
そういう人たちはbrag(自慢)ばかりして、周囲をdrag(引きずりまわして)ばかりいます。
メッセージを込めると同時に韻を踏んでいるわけですね。
次のC'est la vieはフランス語で、読み方は「セ・ラ・ヴィ」と読みます。
「なるようになる」とか「人生なんてこんなもんさ」という意味です。
何かに呆れたり、諦めたりするときに使う表現ですね。
人の陰口を言ってお山の大将をやっている人には何を言っても無駄です。
だから「気づくまで待つしかない」と言っているわけですね。
そんな人にはなりたくない
人を蹴落とすような人たち
They take it out on me,
take it out on someone else to feel like they have all too keep
出典: 19/作詞:Akari Dritschler 作曲:FAITH