リリース情報

2019年10月11日にリリース

【レーゾンデートル】は2019年10月11日にデジタルリリースされました。

同曲はリリース以前よりすでにTVCMなどでも起用されています。

そのためリリース時点で、「聞いたことがある」という方も多数。

ファンにとっては待望のリリースとなりました。

ちなみに同曲のリリースと共に、ゲリラ無料ライブの実施も発表。

同年10月30日には渋谷WWWXで無料招待ライブが行われました。

これには多くの注目が集まり、多くの人に知られることになった【レーゾンデートル】。

アニメーションにもこだわったMV疾走感が強く、非常に力強い演出です。

若者を中心に非常に人気の曲となっており、ファンからも根強い人気を誇っています。

専門学校HALのCMソングとして起用

【レーゾンデートル】は専門学校HALのCMソングとして起用されています。

HALといえば、思わず最後まで見てしまうような奇抜で前衛的なCM。

若者にインスピレーションを与えるような、刺激的なCMを多数作成しています。

年々、入学希望者が増加傾向にある人気専門学校です。

【レーゾンデートル】はそんなHALのCMをEveらしく演出しています。

若者の持つ疾走感や情熱、勢いなどを感じられるパワフルなCMです。

Eve自身、こうした側面をかなり意識して曲を作ったのだとか。

日本の未来を担う若者らしい言葉で書かれた赤裸々な歌詞も特徴的です。

曲のテーマ

「レーゾンデートル」という言葉の意味

まずは曲のタイトルでもある【レーゾンデートル】という言葉についてご説明します。

【レーゾンデートル】とは「あるものが存在するための意味」ということを意味する言葉です。

すなわち「存在意義」のことですね。

何のために自分は存在するのか。

そんな「自分の生きる理由」を問うような曲となっています。

とはいえ、生きる理由は人それぞれ。

自分の存在意義を見出せずに苦しんでいる人も大勢いることでしょう。

はたまた特に何の意義も感じないままに日常を過ごしている人もいます。

日常の中でふと立ち止まってみると、自分の存在意義とは実にあやふやなものです。

この曲を聴くと、そんな曖昧な自分の存在意義が浮き彫りになります。

危機感を覚える人もいるでしょう。

「あなたはなんのために存在するのか。」

そう問いかけてくる曲です。

自分の存在意義を見つけるには

自分の存在意義を急に問われて、即答できる方は中々いないでしょう。

特に感性が豊かで、物心ついた若者にとって自分の存在意義は大きな議題です。

配偶者や子供がいるわけでもなく、宙ぶらりんに自立している状態。

大人と子供のはざまで自分は一体何のために生きているのだろうか。

多感な10代の頃には特に、誰もが考えるテーマではないでしょうか。

悲観的になればなるほど、自分などいなくてもいい存在に思えてくるものです。

そんな自分の存在意義を見つけるにはどうすればいいのか。

それはずばり「夢を見つけること」です。

詳しくは歌詞の解説をしながら見ていきましょう。

心の葛藤

熱意はあるものの

漂うこの空気にストップ ただ矛盾を抱いてる
今更猛スピードでスタート切ったって
どうやったって追いつきゃしないぜメーデー

出典: レーゾンデートル/作詞:Eve 作曲:Eve

 歌詞を見ていきましょう。

冒頭の歌詞ではなにやらネガティブな言葉が並んでいます。

どうやら曲の主人公は矛盾した感情を抱いているようです。

それは一体何なのでしょうか。

歌詞の一部に「いまさら」という言葉があります。

ここを見る限り、何かしらを諦めるような感情を想像できますね。

諦めがあるということは、元々熱意があったということです。

何かに対して一生懸命になりたい気持ちや熱意はあるものの、それが叶わない。

この歌詞ではそのような状態を歌っています。

例えば絵を描くことや楽器を弾くこと、自分が生業にしたいくらい好きなことがあるとしましょう。

それを極めたいと思っても、自分より才能のある人はごまんといます。

そのことを知ったとき、多くの人がこう思うでしょう。

「自分がいくら今から頑張っても追いつきっこない…。」

つまりこの歌詞では熱意と相反する理性的な部分の葛藤を描いているのです。

矛盾する心

強がりに嫌気がさしている
弱音も吐けないままでいる 弱音も吐けないままでいる

出典: レーゾンデートル/作詞:Eve 作曲:Eve