ミニアルバム「北のうたたち」とは?

松山千春の2018年のコンサート・ツアーのタイトルは「弾き語り」!チケットなど最新情報はこちら!の画像

このミニアルバム「北のうたたち」松山千春オリジナル曲ではなく、千春自身で選曲した北海道ゆかりの5曲をアレンジしたアルバムです。

収録曲は「網走番外地」「ネオン川」「虹と雪のバラード」「夢は夜開く」「風雪流れ旅」の5曲で、どの曲も北海道に縁の深い曲ばかりです。

実は筆者も北海道生まれです(笑)

千春さん(なんとなく呼び捨てにできない)は5歳年上で、近い年代としてこれらの曲はよく聞いていましたので、選曲された理由もなんとなくわかる気がします。

「虹と雪のバラード」などは北海道中が沸き立った札幌冬季オリンピックのテーマで、道民〔(注)北海道在住の人〕ならば幼いころに一度は聞いたことがある曲です。

千春さんはそのころ中学3年から高校1年くらいです。

多感な時期にこれらの曲を聞かれていたのでしょう。

ではアルバムの順にどのような曲が選ばれているのかチェックしてみましょう!

1曲目「網走番外地」

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松山千春バージョンでは、初期のころの弾き語りっぽく作られていて、つやのある声でしっとりうたわれています。

もともとの曲は、1965年の東映映画「網走番外地」主題歌で、主演の「高倉健」が歌っています。

この映画のせいで、刑務所といえば網走が定着し、「網走行き」といえばヤクザの間でも一目置かれるという風潮が生まれました。

網走は厳しい自然環境と思われがちですが、実際は冬の悪天候の時を除けばのんびりした大自然の中で景色も良く魚介類の美味しい街です。

松山千春の生まれた足寄町からは約100kmほど離れた場所で、北海道的には近所ということになります(笑)

2曲目「ネオン川」

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松山千春バージョンでは、レキントンギターが奏でる昔の演歌カラオケのようなアレンジで、しみじみとうたわれています。

泥にまみれた川だって やがて着くだろ 青い海

もともとの曲は1966年に発売された「バーブ佐竹」の歌った曲で、その年の紅白歌合戦でも歌われたヒット曲です。

北海道との縁は、歌手の「バーブ佐竹」が釧路市出身でナイトクラブやキャバレーが全盛時代の代表的な歌手ということで選曲されたのでしょう。

その当時の釧路市もナイトクラブやキャバレーが立ち並ぶ街で、地方回り(通称どさ回り)の歌手が沢山訪れて夜を賑わせました。

こちらも足寄町からは約90kmと近く(北海道的には)、当時の華やかな噂も伝わっていたと思われます。

3曲目「虹と雪のバラード」

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松山千春バージョンでは、弾き語りとオーケストラのミックスで雄大な雰囲気を醸し出しています。

もともとの曲は1971年から翌年の札幌冬期オリンピックを盛り上げるために、NHK「みんなの歌」で流れていた曲です。

「トワ・エ・モワ」の二人が歌う爽やかな曲はみんなの憧れの的で、この曲を聴きながら聖火隊の通過を応援した記憶がある方が年配の北海道民には多いと思います。

ちなみに足寄は帯広、釧路が近いので、アイススケートで盛り上がっていたのではないかと思います。

もちろんジャンプの笠谷選手も、フィギュアのジャネットリン選手と同じく話題の的でしたけどね!

4曲目「夢は夜開く」

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