松山千春(まつやま ちはる)とは

1955年12月16日生まれ、北海道出身。1975年に「全国フォーク音楽祭」北海道大会に出場したことからきっかけをつかみ、1977年1月にシングル「旅立ち」でデビューしました。その後のヒット曲はおなじみのものばかりで、「恋」「季節の中で」「長い夜」「君を忘れない」「大空と大地の中で」など、すぐにメロディーが口をついて出るものばかりですね。

飛行機内で起こした粋なサプライズが話題に

2017年8月20日、北海道千歳空港発、伊丹行きの飛行機の中で松山千春が起こしたハプニングがネット上で話題になっています。

保安検査が大渋滞のため、1時間以上も離陸が遅れ、機内でのイライラも頂点に達しようとしていたところ、松山千春「ご搭乗の皆さま、松山千春です」とあいさつし、なんとキャビンアテンダントのアナウンス用のマイク、というか電話の受話器のようなもので自身の代表曲である「大空と大地の中で」の一節を歌ったのでした。

その結果、機内の雰囲気はいっきにほどけて、温かい雰囲気に包まれ、その行為を称賛するツイートがネット上にあふれ、多くの「いいね」を獲得したということです。松山千春の人柄が感じられるエピソードですね。そのためか、カラオケランキングでも「大空と大地の中で」が1位にランクインしています。

松山千春のカラオケ人気曲

代表曲の「長い夜」は「な~~が~~~い夜」とわざとリズムを外して引き延ばして歌われることもあり、カラオケでの人気定番曲となっているようです。それ以外にはどんな曲がランクインしているのか、ジョイサウンドの「松山千春の人気ランキング」で調べてみました。

※2017年10月現在

1位 「大空と大地の中で」

松山千春が出発を遅延した飛行機内で歌ったことで話題となった「大空と大地の中で」が1位にランクインです。

この曲は1977年6月にリリースされたファースト・アルバムに収録されています。北海道出身の松山千春の代名詞的な曲であり、また、北海道をイメージさせる定番曲として多くの方に愛されているスタンダードナンバーです。

歌詞は北海道の大地の雄大さにイメージを重ねて、振り返らず前を向いて進もうとのポジティブなメッセージとなっており、北海道出身の松山千春ならではの広がりを感じさせるものとなっています。

果てしない大空と
広い大地のその中で
いつの日か幸せを
自分の腕でつかむよう
歩き出そう

出典: https://twitter.com/OB82337772/status/912913075099111424

2位 「恋」

2位は松山千春が1980年1月にリリースした8枚目のシングル「恋」です。女心を男が歌ったラブ・バラードで、松山千春のおおらかでなめらかな歌声が、その歌詞の内容を湿っぽくなくさわやかなものとして聴かせます。

愛することに疲れたみたい
嫌いになったわけじゃない

出典: https://twitter.com/jintaro29/status/911164124809199618

3位 「長い夜」

3位はもうカラオケというか結婚式などのイベントの余興としても定番曲の「長い夜」です。1981年4月にリリースした10枚目のシングルで、1978年「季節の中で」以来のオリコンチャートシングル1位を獲得しました。

発表当時はフォーク風の楽曲が多い中で、ロック調のこの曲に違和感を訴えたスタッフもいたそうですが、今聴いても松山千春らしさ全開の曲といえますよね。

その歌詞の内容は、口に出すのはちょっと恥ずかしいラブソングですが、これをあっさりと爽やかに歌ってしまうのが松山千春の魅力と言えるでしょう。

長い夜を飛び越えてみたい
お前だけにこの愛を誓う

出典: https://twitter.com/80s_bot/status/602023866341265408

4位 「銀の雨」