松山千春の略歴と「恋」は、松山千春の通算8枚目のシングル!

松山千春『恋』の女心を歌った歌詞が切なすぎる・・・。昭和の名曲の歌詞を徹底解釈!の画像

松山 千春(1955年12月16日生)さんは、デビュー41周年を迎えた日本を代表する男性フォークシンガーの一人です。 フォークソングとの出会いは小学校6年生の時、幼なじみの紹介で知った岡林信康さんが、足寄で弾き語りのコンサートを開き、聴きに行った松山さんに強烈なメッセージを与えたことに始まっています。

1977年1月25日「旅立ち」をリリースし、高音でソウルフルな歌唱法と気さくな人柄と北海道弁丸出しのトークが秀逸で人気を得て行きました。

1978年8月21日発売したシングル「季節の中で」が大ヒットしたことで一気にスターダムを駆け上り、 以後も多数のヒット曲を出し、ニューミュージック界で確固たる地位を築いて行きました。

1980年1月21日「恋」が、通算8枚目のシングルとして発売されました。

圧倒的な歌唱力と豊かな表現力で魅了する松山千春さんのMVが現在も人気! 

VHSビデオテープからの変換動画のため一部ノイズがあります。ご了承ください。 チャンネル登録をお願い申し上げます。

MVはピアノのみの演奏で、心に沁みるメロディーと高音で澄み切った松山千春さんの歌声と歌詞に心奪われます。 「恋」は、元モーニング娘の中澤裕子さんや吉幾三さん、中森明菜さんや坂本冬美さんなどの世代を超えた多くのアーティストにもカバーされる名曲です。

松山千春さん 出発遅れる機内で熱唱の神対応!

2017年8月20日、搭乗した全日空1142便(札幌・新千歳空港発大阪・伊丹空港行き)がUターンラッシュによる保安検査場の混雑により出発が1時間以上遅れたのです。

その遅れで「機内のみんながイライラしています」と客室乗務員に申し出て、機長の許可を得て機内放送用のマイクで挨拶をします。 

そして「大空と大地の中で」を歌い乗客の心を慰めたことが多くの人の喝采を受けたことが報道されています。

その日は、大阪のラジオの生放送に出演されてこの事情を話されています。

松山千春 「ANA機内 限定プレミアライブ」として報道される!

松山千春さんの「神対応」として、各社報道機関が報道!

大阪のラジオで、機内での行動の事情を話されています。

この日松山さんの体調は最悪の中の行動です。人柄がにじみ出ています。

「恋」に込められた心に沁み込む歌詞を紐解く!!

人間を突き動かす「恋」

古今東西の文化や芸術、目を覆うような事件を含め、人間を突き動かす一つの要素は「恋」ですね。恋は人生における最も幸せを生み出すと同時に、もっとも悲しい出来事を生み出すこともあります。 

それでも人は恋をします。そして、誰かと恋におちて、安心な暮らしを求めます。

人は恋に喜び、恋に悲しみます。それでも、人は恋をし続けます。人を好きになるって凄いことだと思います。 “私はこの人と巡り会うために生まれてきたんだ”と思えるような恋をしたいものですね。

出会いと別れ

大人の別れを描いたその歌詞を理解するために、どのような状況を想定して紐解いて行くのかを考えました。

「恋」は切なくていい曲だけれど、今の時代に合わないという声を聴きます。でも、どの時代も別れは切ないものだと思います。

主人公と彼は、7年前に出会いました。歴史作家を目指していた彼が、主人公の会社にアルバイトに入って来て知りあいます。

一途に作家への夢を語る彼に惹かれて行ったのです。

家賃や生活費の節約もあり、二人で住み始めて5年を過ぎました。

彼が、作家で生活できる日が来たら、彼のお嫁さんになるのが夢でした。

主人公は、必死に働いて、彼の執筆時間を確保しようとしました。

その彼が、「新人賞や文学賞」に何度応募しても、書籍出版採用がされないことが続いていきました。

 この2年間は、ほとんど執筆をしなくなり、酒浸りになって行ったのです。

彼は、私にとっては、芯から優しい人でした。でも、アルバイトも転々として、愚痴が多くなって行ったのです。

将来の事を話しあいたいと言っても、はぐらかされてきました。その内、暴力にまで及ぶようになったのです。私のどこが悪いのか自問し続けました。 

私は、働きすぎて、疲れと悲しみで倒れてしまいました。でも、彼は、変わろうとしませんでした。

何度も、家を出ましたが、その都度”お前がいなけりゃ生きていけない!今度は、しっかり働くし、執筆に努力するから“の言葉で戻ってきました。 

私は、心を決めました。“子供がほしい”と言いました。彼の返事は、”子供は嫌いだ。子供はいらない。“という言葉でした。

”私は、女です。結婚もしたいし、母にもなりたい。”再度言いました。私への返事がなく、背を向けてお酒を飲んでる彼の後ろ姿に、本当の別れを決めたのです。

別れにも色々な形があります。

切ない女心を歌った昭和の名曲と言われている「恋」の歌詞を、主人公の独白として紐解いてみます。

① 「灯り」

愛することに疲れたみたい 
嫌いになったわけじゃない
部屋の灯はつけてゆくわ 
カギはいつものゲタ箱の中

出典: https://www.uta-net.com/song/1781/