長い付き合いの2人だからこそ
恋人と呼びあえる幼すぎた日々の中
いつの日か少しずつ愛を感じ始めたね
二人の愛に今誓い合おう
君となら悲しみに立ち向かってゆける
出典: 君がいるから/作詞:ATSUSHI 作曲:Yuta Nakano
この歌詞をヒントに前述の仮説を少し軌道修正してみましょう。
学生時代の仲のいい友達から「付き合っていた2人」だということがわかります。
「恋人」といえる初々しさの残る時代。
それはまだ愛ではなく、恋だった頃なのでしょう。
そして付き合っていくうちに恋だったものが愛へと変化していったのです。
自分たちが成長していくように恋愛の価値観も変わっていったのでしょう。
それが故、一度は離れてしまった2人なのかもしれませんね。
恋から愛になり、別れを経験してもまた出会えた2人。
今度こそ2人の愛は永遠だと誓おう、そんな思いが綴られています。
君がいるから
どんな長い夜も どんな暗い闇も
きっと終わるだろう 今ならそう信じられる
僕の心の闇 いつか光に変わってく
今 君がそばにいるから…
長いトキを超えて 出会えた喜びは
どんなことだって乗り越えていける思いさ
君の心の傷 僕が光に変えてく
今 君にそっと 歌うよ…
今 君がそばに いるから…
君がいるから
出典: 君がいるから/作詞:ATSUSHI 作曲:Yuta Nakano
再び会えた2人だから、今度は離れることはないと確信している主人公。
傷ついた彼女を癒して笑顔にしてあげたい、という切実な思いがこれまでも綴られていました。
そして彼がここで信じているのは自分も彼女によって変わっていけるということです。
人は誰しも傷つき、人には見せない闇を抱えているもの。
その暗闇から抜け出すことができるのはお互いの存在があればこそ、なのでしょう。
そのくらい、2人にとってお互いの存在が大きく確かなものになっていることが分かりますね。
幼かった頃に恋人だった2人は長い時を経てもっと深い絆で結ばれました。
2人の愛は恋人から夫婦へと歩んでいくのかもしれません。
そんな未来への誓いが感じ取れる歌詞なのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はEXILEの【君がいるから】を歌詞解説と共にお届けしてまいりました。
長い付き合いだった2人の過去と現在そして未来が盛り込まれたストーリー。
時間の経過と共に変わる恋愛観。
再び結ばれた2人の愛の深さを感じることのできる大人のラブバラードでしたね。
長い付き合いだったからこそ、今感じられる想いがあります。
ドラマチックでロマンチックな1曲だったのではないでしょうか。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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