「猟奇的なキスを私にして」カップリング曲

ゲスの極み乙女。【だけど僕は】歌詞&MV解説!本当に1カット撮影?悪者になった僕の本音に涙があふれるの画像

ゲスの極み乙女。の「だけど僕は」は「猟奇的なキスを私にして/アソビ」のカップリング曲

2014年8月にリリースされた、デビューシングルの収録曲というわけです。

注目したいのは、「だけど僕は」が2017年の活動再開後に発表された曲ではない……という点。

ゲスの極み乙女。は2015年末にセカンドシングル「私以外私じゃないの」で紅白に出場しました。

ところが皆さんご存知の諸事情により、2016年末から2017年初めにかけて活動を自粛

その後に「だけど僕は」という流れなら、納得できる歌詞です。しかし、そうではありません。

もしかして、あの騒動を予言していた?」と震撼させられる内容になっています。

隠れた名曲ともいうべき「だけど僕は」を深掘りしていきましょう。

本当に1カット?「だけど僕は」MV解説

ゲスの極み乙女。【だけど僕は】歌詞&MV解説!本当に1カット撮影?悪者になった僕の本音に涙があふれるの画像

結論から言いますと「だけど僕は」MVは1カット撮影です。つまり編集していないということ。

まだ見てないからネタバレしてほしくなかった……と思われるかもしれません。でも大丈夫です。

むしろ1カット撮影と知って見たほうがインパクト大!ご覧くださいませ。

ゲスの極み乙女。/だけど僕は

冒頭でゲスの極み乙女。」のバンド名があえて線で消されているところからして既に意味深。

山の中の小道でしょうか。ギターを手にしたチェック柄コート姿の川谷絵音さんが歩いています。

3つの衝撃

曲が始まり、どこへ向かっているの?と思った矢先に繰り出されるのが、1つめの衝撃。

いきなりギターを道端に放り出してしまうのです。え?いったいどうしたの?と驚かされます。

2つめの衝撃は踊り出すこと。ギターを投げたあとなので決して楽しいダンスではありません。

やけになって暴れている感じ。そして道の向こう側からヘッドライトを灯した車がやってきます。

狭い道なので、すれ違うのが大変そう……と思っていると、川谷絵音さんは車を避けません。

当然、車は止まります。ここで3つめの衝撃!川谷絵音さんは車の上に乗るという暴挙に出ます。

しかもステージかのように激しく踊る始末!ですが、実はここまでは本当の衝撃ではありません

本当の衝撃はここから

ひとしきり踊ったあと、川谷絵音さんは車から降ります。ところが一瞬でその姿が消えて……。

トランクの中から出てくる!という不思議な展開。もちろん編集すれば可能な映像です。

しかし1カット撮影となると、川谷絵音さんは2人いる?という疑惑が浮上。

ただ1人めはどこに消えた?という謎が残ります。どうやらトランクにからくりがありそうです。

そしてトランクから出てきた川谷絵音さんは何と発炎筒に火をつけ、振り回しながら踊ります

その挙句、炎を上げたままの発炎筒を道端に放り投げるわけです。いくら何でも危なすぎ!

川谷絵音さんはいったいどうしてしまったのでしょうか。

炎上

そうこうしているうちに目的地に到着。ゲスの極み乙女。のメンバーが勢ぞろいしていました。

つまり川谷絵音さんもいるわけです。本当に川谷絵音さんは2人いる?と驚いたことでしょう。

しかしこれまでの川谷絵音さんが振り返り、ウィッグを脱ぎ捨てると実は女性だったという展開。

そして本物の川谷絵音さんの前に置かれた額縁に火をつけます

川谷絵音さんを演じていた女性は、メンバーに絡みながら踊りまくり。

チェック柄のコートを脱ぎ捨て、泡だらけのバスタブに身を沈めます。

曲が終わると本物の川谷絵音さんの頭上には「だけど僕は」の文字が浮上。

しかも額縁が勢いよく炎上していて、顔が燃えているかのように見えるシュールな光景です。

まとめると大暴れしていたのは女性、川谷絵音さんは炎上……という衝撃的なMVでした。

どうしてこのような驚きのMVが撮影されたのでしょうか。歌詞の意味を深掘りしてみましょう。

意味深すぎる「だけど僕は」の歌詞を解説!

ゲスの極み乙女。【だけど僕は】歌詞&MV解説!本当に1カット撮影?悪者になった僕の本音に涙があふれるの画像

乾杯を断る人はいない?

「私と一回どうでしょう?
最高の乾杯をどうでしょう?
断る理由(わけ)もないくせに」
you liar you liar

出典: だけど僕は/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

歌詞の冒頭は「乾杯を断る人はいない」という内容です。ただしカッコでくくられています。

つまり僕自身の言葉ではなく、誰かが僕にそう話したということ。僕は誘われた側なのでしょう。

「私の誘いなら断らないでしょう?」と自信満々の女性に言い寄られているイメージです。

その誘いに対して「あなたは嘘つきだ」と思っているのが僕……ということになります。

モテ男くんの悩み?