"自分にとって大事な存在"について教えてくれる切ない失恋ソング
C&Kが2019年3月20日にリリースしたアルバム「TEN」。
今回は、その中に収録されている「空気」という曲について詳しく解説していきます。
この楽曲は、大切な彼女と過ごした時間を振り返る、切ない失恋ソングです。
いつもそばにいてくれて当たり前な存在だった恋人。
その恋人がある時いなくなってしまい、悲しみに打ちひしがれる。
そんな切ない男の気持ちを歌った曲になっています。
「当たり前」だと思っている存在ほど、大切にしなくてはいけない。
そんなことを教えてくれる深い作品だといえます。
ダンサー・Yuseiのダンスが光るMVは必見!
「空気」のMVでは、ダンサーのYuseiさんが出演しています。
コインランドリーや夜のストリートを舞台に、キレキレのダンスを見せるYuseiさんは必見です!
ちなみにYuseiさんとC&Kは、2007年にもコラボしたことがあるって知っていますか?
九州男が2007年にリリースしたミニアルバム「こいが俺ですばい」。
このアルバムのジャケットを飾っているのがYuseiさんで、
アルバムに収録されている「KEEP MY WAY」という曲にはC&Kが参加しているのです。
九州男の作品を通じて、意外なところでコラボしていたんですね!
長年の時を経て2019年に再びコラボした作品、みなさんもぜひチェックしてみてください。
いつもいてくれた彼女はどうなった?歌詞の意味を解説!
1番の歌詞
空気=元カノ
空気がなければ僕は呼吸することができず
空気が薄くなれば胸が苦しい
いつから僕は呼吸をするようになったのか
当たり前に体が覚えているよ
出典: 空気/作詞:CLIEVY 作曲:CLIEVY
ここの歌詞は一見、呼吸をする時に必要な空気の話をしているようにも感じられます。
ですが、空気=元カノに置き換えることもできるのです。
気がついたら元カノと親密になっていて、主人公にとって欠かせない存在となっていました。
いつもそばにいてくれることが当たり前で、
元カノがいなくなることなんて想像したこともなかったのでしょう。
しかし、元カノがいなくなってしまった今、悲しみのせいで胸が苦しくなっているのです。
元カノが一緒にいてくれた時は、特別ありがたみを感じることもなかった主人公。
でも、元カノがいなくなって初めてその大切さに気づいたことが分かります。
当たり前の存在であるほど、日頃のありがたみというのは薄れてしまうのかもしれませんね。
元カノから大きな影響を受けた主人公
不純物たちも まとまって
できた空気 今 吸い込んで
中身はどうか?どんなもんか?
無色透明で目に見えないから
大事なもんだけ 必要な分だけ
当たり前に体が求めているよ
出典: 空気/作詞:CLIEVY 作曲:CLIEVY
ここでも、空気=元カノのことを表しています。
元カノも人間なので、きっと不完全なところもあったのでしょう。
元カノの良いところも、そして悪いところ(=不純物)も、間近で見てきた主人公。
いつも近くにいてくれた元カノから、良くも悪くも大きな影響を受けていたのでしょうね。
「中身はどうか?どんなもんか?」は、主人公が自分自身に向けた言葉なのだと推測できます。
元カノの影響を大きく受けた今の自分はどんなだろう?
といった気持ちを歌っていることが分かります。
「大事なもん」とは、もちろん元カノのこと。
しかし、どんなに求めても、もう元カノは主人公の元に戻ってきません。
元カノがいないと生きていけない…
(※)呼吸をするように当たり前のように
決まってたかのように僕は恋をした
呼吸をするのに苦しくなるたびに
呼吸するために必要なのは君という空気(エアー)
出典: 空気/作詞:CLIEVY 作曲:CLIEVY