SEVENTEEN【24H】歌詞の意味を解釈！二人だけの楽園って？24時間じゃ足りない理由を探る

互いに与えられた時間の使い方次第では互いに交わることはなかったかもしれません。

しかし2人は出会い、同じ時間を歩み始めたのでしょう。

その出会いは運命的なもので決められていたのかもしれません。

それでも、出会い、重なった時間をどう過ごすかは僕と君が決めることができるはずです。

サビでは君への熱烈な想いがストレートに表現されています。

僕はいつでも君のことを想っており、それは24時間という限られた時間全てを割くほどの想いのようです。

片時も忘れることなく、一途に思い続けているのです。

しかし、歌詞からは今は君と一緒にはいないということも読み取れます。

例え会えていなくても、君のことはずっと想い続けているようです。

僕の本当の望みはずっと一緒にいることであり、率直に君への恋慕を示していると考えられるでしょう。

このサビは何度も同じフレーズで繰り返し歌われています。

繰り返されることで、より想いの強さを感じられるのではないでしょうか。

時間は個人で操作できることではなく、誰もが同じ時間の流れの中で過ごしています。

その時間の使い方は人によって様々であり、感じ方も違うものです。

そして個人の人生には必ず終わりがあり、その終わりの訪れも人によって異なります。

個人個人で与えられた時間は違っているのです。

その与えられた時間だけでは、君を想うには全然足りないと感じているのでしょう。

1日は24時間、それを日々積み重ねて生きています。

しかし僕にとっては君を想うための時間としては24時間では到底足りないということだと推察できるでしょう。

僕にとって君は何よりも大切で、ずっと一緒にいたい存在です。

生きていくために必要な空気のように、ずっと側にいてほしいとも思っているのでしょう。

空気は地球上のどこであってもあるもので、あって当然でもあります。

君はその空気と同じように、僕にとってなくてならない存在なのです。

自分の側にいることが当たり前の存在であってほしいという願いであるとも感じられます。

僕は君とずっと一緒にいて、恋人のようにじゃれあい、幸せな時間を過ごしたいと考えています。

しかしそれは簡単に叶うことではないのでしょう。

2人の間には大きく立ちはだかる壁のようなものがあり、それを超えなければなりません。

その厳しさを山登りに例えているのです。

山登りは天候の変化が起きやすく、雨に降られたり強く吹き下ろす風で進めないということもあります。

その自然の厳しさを乗り越えてでも、君に会いたいと強く願っていることが感じられるでしょう。

この自然の厳しさは、自分たちではどうにもできない壁の象徴として考えられます。

その壁のせいで今は会えないけれど、いつか乗り越えてみせるという強い想いを感じられるでしょう。

この楽曲に込められた思いを紐解くには、発売された当初の情勢も関係していると考えられます。

アルバムが発売された2020年は新型コロナウイルスによる感染症が世界中に広がった年です。

世界中で外出自粛が呼びかけられ、国外への移動も制限される事態にもなりました。

コンサートなども多数中止され、音楽業界も影響を受けていたのです。

韓国で活動しているSEVENTEENも国外での活動はできず、もちろん日本でもコンサートはできません。

その状況下で日本向けに発売されたこのアルバムは、SEVENTEENからファンへのメッセージだと考えられます。

特に「24H」は「ずっとあなたを想っています」という強い想いが込められた楽曲です。

「あなた」とはSEVENTEENのファンのことでしょう。

SEVENTEENからの「離れていてもファンのことを想っている」という意思表示だと考えられます。

今は簡単に会うことができず、その状況は自分たちだけでどうにかできるものではありません。

それでも、いつかこの状況を世界中が乗り越え、日本のファンと会うことを願っているのです。

「24H」からは、そうしたSEVENTEENの強い想いが感じられるでしょう。