「ムスタファ」について
まず、チャラン・ポ・ランタンの「ムスタファ」が収録されているCDなど、基本情報について紹介します。
収録されているCDは?
「ムスタファ」がはじめて収録されたのは、2010年8月にチャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン名義で発売されたアルバム「ただ、それだけ。」です。
インディーズ時代の1stアルバムですが、その完成度の高さからフェイバリットにあげるファンの方も多くいます。
また、「ムスタファ」は2014年12月に発売された記念すべきメジャーでの1stアルバム「テアトル・テアトル」にも収められているのです。
シングル曲の「忘れかけてた物語」や、ハマ・オカモトとUCARYがプロデュースをした「ワーカホリック」なども収録されています。
それまでチャラン・ポ・ランタンがライブでやり続けてきたなじみのある曲と、できたての新曲のどちらも聴くことができるアルバムとなっています。
どちらも、チャラン・ポ・ランタンにとって大切なアルバムであることはおわかりいただけるのではないでしょうか。
ライブでも定番の曲
チャラン・ポ・ランタンのインディーズとメジャーのそれぞれの1stアルバムに収録されているこの曲は、ライブでも定番の曲となっています。
その証拠に「テアトルの映像」をはじめとする、ライブ映像作品にも必ずと言って良いほど「ムスタファ」は収録されているのです。
このことからも、彼女たちにとって「ムスタファ」がとても思い入れの強い曲であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
多国籍なコミックソングが元ネタ?
「ムスタファ」は、アラビア語などで歌われているエジプト系ポピュラーソング「Ya Mustafa」の日本語によるカバーです。
この曲は世界中で歌われているのですが、その起源は定かではありません。
「ムスタファ」とは男性の名前をあらわしていると考えられています。ナンセンスなユーモアを感じさせる歌詞が魅力のコミックソングです。
日本では、「悲しき六十才」というタイトルで坂本九が歌っています。訳詞は青島幸男が手がけていて、かわいそうなのに思わず笑ってしまうような歌詞です。
興味がある方は、チャラン・ポ・ランタンの「ムスタファ」と聴き比べてみると面白いと思います。
絵本の世界が楽しめるPV
「ムスタファ」のかわいそうなのに笑ってしまうPVについて紹介します。
イラストがかわいい
イラストから、チャラン・ポ・ランタンとバックバンドのカンカンバルカンの顔が出てくるはじまりがとてもかわいいPVです。
まるで「ムスタファ」を題材にした絵本の中に迷い込んだような気分になります。
このかわいらしいポップなイラストは、すべて小春が手がけたのだそうです。
コミカルなドタバタ劇
このMVは、原曲のナンセンスな内容をチャラン・ポ・ランタンらしく解釈したドタバタ劇のようなコミカルな映像となっています。
ほぼ、楽器は弾いていないのですが、とても楽しそうなので許せてしまいます。
このデビュー当時は、小春が25歳でももはなんと21歳です。それで、この艶のある声はすごいですよね。