映画主題歌に採用された「名前を呼ぶよ」はどんな曲?
7月7日リリースされた「名前を呼ぶよ」。
結成15年を迎えメジャー再契約を果たした彼らはさまざまなタイアップソングを手がけ今注目のバンドです。
そんな彼らが話題作のアニメの実写映画の主題歌を担当することではたまた注目が集まりました。
本作は人と人の出会いについての思いを歌った楽曲で映画の内容とも非常にマッチしています。
大切な人との出会いは決して当たり前のものではなく奇跡なのだと思わせてくれる楽曲に仕上がりました。
本作を聴くと大切な人との関係に今一度感謝したくなるのではないでしょうか。
ぜひご自身の大切な人を思い浮かべながら楽しんでみてください。
映画をイメージしたMVにも注目
![](https://img.youtube.com/vi/gTePfOIDLao/0.jpg)
MVはほの暗い夕暮れ時をフードをかぶって歩く男性の姿から始まります。
ゆっくり外を歩く男性の姿と交互に映し出されるのは演奏の準備をするバンドメンバーの姿。
彼らは倉庫のようなところで演奏の準備をしているようです。
本作のタイトルが映し出されるとギターのイントロが始まります。
ボーカル渋谷が腕を引くとそれを合図に音が増え高揚感を煽ります。
いつもパワフルなステージを見せてくれる彼ら。
MVでもそのパワフルさは健在で、ファンは渋谷の動作に胸が高鳴ったのではないでしょうか。
バンドメンバーと交互に映し出される男性や女性は仲間を表しているのでしょうか。
一人で歩いていたり、二人で話している様子、大勢で進んでいく様子などが映し出されます。
服装はみんなマスクにフードの黒ずくめで映画の不良少年たちを彷彿とさせます。
大勢で並ぶ彼らの視線の先には火の中で力強く歌うバンドメンバーの姿がありました。
最後には空から降ってきた花束を男性が受け取ります。
走ったり叫んだりするシーンも盛り込まれており葛藤や後悔や迷いなどを表現しているのではないでしょうか。
迷ったりしていく中でも人生は進んでいき、周りの人と共に進んでいこうというメッセージに思えました。
バンドと伊賀のイメージが見事に共存したMVをぜひご覧ください。
映画と「名前を呼ぶよ」の関係性
映画ではさえない人生を送る元不良少年が主人公です。
この主人公はひょんなことから過去に戻れる能力に気づきます。
そして、未来で起こる悲劇を回避するべくタイムリープします。
そこで過去を変えようと不良集団に立ち向かうという内容になっています。
主人公はタイムリープを経ていろいろな人の思いに改めて触れることになります。
その中で彼自身も自分の現状やそばにいてくれる人のありがたみを知り、成長していきます。
人と人との出会いは奇跡でかけがえのないものだと歌う本作。
その内容がマッチしていて作品を非常に盛り上げてくれました。
疾走感のある彼らの楽曲は映画の雰囲気にもぴったりです。
今回のタイアップがきっかけで彼らが目に留まった方も多かったのではないでしょうか。
SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」の歌詞を紐解く
そばにいる存在は決して当たり前ではない
今さら馬鹿みたいなこと言うけど
巡り合うことは やっぱり すごいね
知らないことがほとんどの世界で
互いに名前を呼び合っているなんて
出典: 名前を呼ぶよ/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
忙しい日常の中でそばにいる人との出会いに関して思いを馳せる機会はそう多くないと思います。
しかし、冷静に考えるとこれだけ多くの人が世界にいる中で出会いお互いを大切に思えたのはすごいことです。
1行目で少し茶化したように表現しています。
当たり前にそばにいる存在に向けてこうした思いを綴ることに少し照れのようなものがあるようにを思えます。
しかし、そんな中でもお互いを特別なことだと感じていると伝わってくる表現が続きました。
当たり前に過ぎた日々も当たり前ではない
苛立ち 八つ当たり 後悔したり
同時に手を叩き 笑い合ったり
それは平凡で取るに足らない日常
でも 二度と同じ日々は辿れない
気がついたとき 怖くなるくらいだ
出典: 名前を呼ぶよ/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
1行目2行目の何気ない日常ももう戻ってこないということを改めて実感します。
今一度学生時代などの青春時代を仲間と過ごしたことを思い返すとどんなことを感じるでしょうか。
後悔や悲しみ、喜びや感動などどんな感情があったとしても、過ごした日々は戻ってきません。
2度と経験できない過ぎ去った日々をそばで過ごしてくれた仲間に思いを馳せます。