「美しい日」について
まず、SUPER BEAVERの「美しい日」の収録シングルなど、基本情報について紹介します。
2017年1月発売のシングル「美しい日/全部」収録
2017年1月発売の両A面シングル「美しい日/全部」に、この曲は収録されています。
この「美しい日」という曲ができたきっかけは、ボーカルの渋谷龍太がライブで「今日は美しい日でした。」と言ったことだと語られています。
「美しい」という言葉は、人とのつながりによって成り立っている「今日」のすばらしさを的確にあらわしているのではないかと作曲を担当した柳沢亮太は考えたそうです。
幸せや今を大切にすることを考えさせられる胸を打つこの曲は、バンドとファンの絆から誕生したと言えるのではないでしょうか。
歌詞に沿ったMV
SUPER BEAVERの演奏の映像と、さまざまな人々の様子が交互に映し出されるMVです。
公園で遊ぶ親子・ランニングをする人・楽器を練習する人などが登場し、それぞれにとっての喜びが描かれています。
「特別じゃない今日はもうきっと 美しい日なんだよな」という歌詞の世界観を表現した内容です。
歌詞の意味を紐解く
次に、「美しい日」の気になる歌詞の内容を紹介します。
自分にとっての喜び
誰かにとって「たかがそれくらい」の
ありふれた歓びを嬉しいと感じた瞬間に
思い浮かんだのは誰?
出典: https://twitter.com/K66192812/status/828934110169010176
他の方から見れば、なんでもないようことでも自分にとってはうれしいと感じることはありますよね。
そのような時にそれを分かち合いたいと思う人は、自分にとってとても大切な人だと思います。
今日は、昨日の続きであり、明日に続く日です。
それぞれにとっての特別はけっして変わったものや驚くようなものではなく、ありふれた日常に存在するものなのではないでしょうか。
あなたがいて 僕がいて 共に望んでる未来があって ため息も吐くけれど その倍 笑っていると思う 僕は人に生かされて 人と生きている ああ 幾つもの愛と生きている
出典: https://twitter.com/kono_sitteru/status/915215211807645696
愛する人とのぞむような未来を目指す時には、楽しいことだけでなくつらいこともあると思います。
しかし、そのような人と一緒にいる時には、つらい気持ちよりも笑顔でいることの方が多いですよね。
人は一人で生きているのではなく、他の人に「生かされている」のではないでしょうか。
もしかして幸せは
訪れるものでも、
待っているものでもなくて
今ここにある事に気がつくものじゃないかな
出典: https://twitter.com/ayummyyy/status/834075860592254976
誰かにとって
「たかがそれくらい」の
ありふれた歓びでも
嬉しいと思えたら
特別じゃない今日はもうきっと
美しい 美しい日なんだよな
特別はそうだ
普遍的な形をした幸せだ
出典: https://twitter.com/muvex_17/status/884063486514348032
幸せが「訪れる」というと、それを待っていなくてはいけないように感じます。
しかし、幸せはそばにあり、それに気づくことができるかどうかなのではないでしょうか。
「嬉しいと思えたら」というこの部分の歌詞は、すごくいいですよね。
他の人と比べるのではなく、自分がうれしいと感じられればそれは「美しい日」なのです。