SUPER BEAVER「人として」

収録情報

SUPER BEAVER【人として】歌詞を徹底解釈!失敗を許す理由って?これが本当の愛かもしれない…の画像

「人として」は2016年6月にリリースされたアルバム『27』に収録されています。

楽曲「秘密」とともにアルバムメイントラックとなっています。

ゆったりとしたバラードで、SUPER BEAVERライブでも非常に人気のある楽曲です。

人としてどうしていくべきなのか?と問いかけてくるような歌詞が心に突き刺さります。

当たり前だと思っていることでも、実際に行動に移すのは難しいです。

この楽曲は、大人になっていく本当の意味を教えてくれるような気がしました。

『27』というのは、SUPER BEAVERメンバー大人になったと感じた年齢が27歳だったから…だそうです。

20歳になればお酒も飲めるようなり、立派な大人になれたように感じます。

でもそれは大人の階段への入り口に辿り着いただけなのです。

仕事や恋愛や趣味など様々な分野で経験を積む…そしてときには失敗もします。

それを乗り越えていく過程があるからこそ人は成長していくのです。

背負うものがどんどん増えていき、まわりの人々も大切にしていきます。

そんな重大な責任と向き合っていくのが大人なのではないでしょうか。

SUPER BEAVERメンバーにとってはそれが27歳だったのです。

人それぞれ大人になる瞬間は違います。

あなたが大人になる瞬間は20代前半かもしれないし30歳を過ぎてからかもしれません。

それでもいつかは責任と向き合う時期がやってくるのです。

ドラマのオープニング曲

松岡茉優主演『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』

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「人として」はドラマ『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』のオープニングに起用されました。

このドラマは松岡茉優さんが本人役で出演しているフェイクドキュメンタリーになっています。

人生を自分らしく生きるための"こだわり"を持つ人にインタビューする番組です。

自分だけの"こだわり""マイルール"は、まわりにはあまり理解されないかもしれません。

でも一度決めた信念にこだわり続ける姿はとてもカッコいいと思います。

SUPER BEAVERが歌う「人として」の歌詞にもこのドラマと通じる部分がありました。

自分を守るための"逃げ"ほどカッコ悪いものはありません。

歌詞には、カッコよくあるためにはこうでありたい!という理想像が描かれています。

胸の中にあるモヤモヤした気持ちをただ言葉にするだけではまだ未熟です。

でも、相手の想いを汲み取りながら発信する言葉には深い愛を感じませんか?

「人として」の歌詞とともに、言葉に隠されている意味も掘り下げていきたいと思います。

「人として」の歌詞を紹介

笑顔の奥に隠された本当の気持ち

人は騙す人は隠す
人はそれでもそれでも笑える
人は逃げる人は責める
人はそれでもそれでも笑える

出典: 人として/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

誰もが人に嘘をついたことがあると思います。

それが相手を傷つけないための優しい嘘なのか?それとも自分を守るための逃げなのか?

知らず知らずのうちに保身してしまっているかもしれません。

もし嘘をついていることを知っていても、それに気づかないふりをしてくれている人がいたら…。

ただ優しく笑ってくれている姿を見て、きっと心が痛くなってしまいます。

たった一度の失敗を必要以上に責めてしまうことも同じです。

その失敗をいずれ自分がしてしまったらどうでしょうか。

そのときに自分が責めた相手が、何も言わずに許してくれたとしたら…。

自分はなんてちっぽけな人間なんだ!と考えさせられてしまいます。

なぜ嘘をついてしまったのだろうか

あなたに嘘をついて後悔をした
僕も騙されているかもしれないけど
疑って暴くよりも
嘘ついた人が気付いて
傷付いて解るほうがいいと思うんだ

出典: 人として/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

嘘を優しく包み込まれたときにはじめて自分の愚かさを実感させられます。

だからこそ、そんなことをしてしまった自分を恥じて後悔するのです。

そしてもしも逆の立場になったときに、相手が気付くまで待っているのも優しさかもしれません。

思ったことを言葉にするのは簡単です。

でも相手が傷つくならば、言わずにとどめておくこともときには必要です。

そうやって失敗を何度も繰り返すうちに本当は何が大切なのかが分かっていきます。

経験しているからこそ理解できること

そうなんだよ
信じ続けるしかないじゃないか
愛し続けるしかないじゃないか
身に覚えのある失敗を
どうして指差せる?

出典: 人として/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太