SHO自身が親の存在を大切にしているからこそ、上記のフレーズを曲中に盛り込んだのではないでしょうか。
薬物うんぬんの前に親の気持ちを考えろ!!という魂の叫びのように感じ取れます。
あまりにも距離が近すぎるがゆえに、親の大切さを忘れがちです。
「親は居て当たり前のもの」と感じている方々は多いでしょう。
SHOは、親が突如として現世から居なくなった時の喪失感を経験しています。
だからこそ、親の想いに触れてリリックを作ったのでしょう。
故郷が心の支えとなる
飛騨高山神の水飛騨高山神の水
出典: 薬物はやめろ/作詞:Shohei Yokota 作曲:Shohei Yokota
薬物反対のメッセージが続く中、突如として出てくる「飛騨高山~」。
一見、全く接点を感じられない言葉の配列は、どのような意味を持っているのでしょうか。
「飛騨高山」と「神の~」に隠された真意
歌詞に登場する「飛騨高山」は、SHOの出身地です。
彼は、飛騨高山について、公式ブログで神秘的な空気と水を得られる場所と表現しています。
故郷の空気と水は、都会で暮らす彼にとって英気の源となっているのでしょう。
生まれ育った土地で過ごす時間、そこに流れる空気と水には、人の心を浄化する力が宿っているのかもしれません。
「飛騨高山」に続く言葉「神の~」は、人間の煩悩や負の感情が打ち消され、一切よどみがない状態を彷彿とさせます。
きっと心の故郷に帰れば神の水が癒しを与えてくれる…。闇から引き揚げてくれる…。
そのような想いが読み取れます。
自身の原点を思い出すきっかけに
SHOにとって、飛騨高山は故郷であると同時に、人格の土台を形成した特別な地です。
彼は、父親の指導を受けながら飛騨高山でスキーの練習に励み、スキーを通じて多くの人生経験を得ています。
飛騨高山神の水
出典: 薬物はやめろ/作詞:Shohei Yokota 作曲:Shohei Yokota
上記の歌詞は、原点となった場所に立ち返ってリスタートする大切さを物語っているのかもしれません。
自身の経験に基づいた詞
合法ハーブを危惧
2014年頃に流行した合法ハーブ。
合法という言葉から法律に準じているように思われがちですが、違法ドラッグに変わりありません。
吸わない合法ハーブ
吸わない脱法ハーブ
出典: 薬物はやめろ/作詞:Shohei Yokota 作曲:Shohei Yokota
SHOは、あえて合法ハーブと脱法ハーブ、2つのワードを並べ、それぞれのリスクを示唆しているようです。
自己の決意表明のように「吸わない」と表現することによって、言葉がリスナーの心にスッと溶け込んでいます。