立ち向かう方法を探す

BANされたら
どうすればいい?
知らなかっただけなんだ
もう一回くらい
やり直すために
チャンス与えてくれよ
BANされたら
どうすればいい?
見捨てるつもりなのか?
若さってのは
失敗のための
猶予って信じてた
神様 過ちを許してください
急にそんな宣告するなんて…

出典: BAN/作詞:秋元康 作曲:A-NOTE・S-TONE

先へ進む道を閉ざされて初めて、真剣に悩むようになったのかもしれません。

突然のことにどうしたらいいのか分からず、神にもすがる思いで葛藤する姿が伝わってきます。

そして時間は戻ってこないけれど、願わくばもう1度チャンスが欲しいのです。

若さという名の猶予期間に安心していた自分を反省して、必死にやり直したいと思っているのでしょう。

新たなスタートを切る

まだ間に合うはず

眩しすぎる太陽が
カーテンの裾から漏れる
暗闇が来るまでには
まだ間に合うだろう

出典: BAN/作詞:秋元康 作曲:A-NOTE・S-TONE

窓から光が差してくる光景は、”少しの希望が見えたこと”を意味しているように思います。

そして”暗闇”は、”未来への道を閉ざすもの”を表しているのではないでしょうか。

前半の歌詞で登場した、”部屋の中でゲームをしていた描写”との対比も感じられます。

これまではずっと先へ進むことに対して目を背けていたけれど、前に進む決心がついたのでしょう。

強い決意を胸に

どんな状況に追い込まれても
僕は絶対BANされるものか

出典: BAN/作詞:秋元康 作曲:A-NOTE・S-TONE

印象的な最後のパートには、未来を切り開いていく強い決意が込められています。

前半と比較しても、楽曲の中で1つの大きな決心がついたことが分かります。

周囲とのペースの違いに気付き、窮地に立たされたことで、動き出す決意が湧いてきたのかもしれません。

そして、周囲との差を感じて焦っていたけれど、もうその差にとらわれることはやめたのでしょう。

例え周囲から批判されても、自分のペースで努力して進んで行こうと、ようやく決心できたのです。

強い想いはきっとその先のチャンスに繋がって、幸せな未来を掴めるはずです。

最後に

複雑な心情に寄り添ってくれる1曲

【櫻坂46/BAN】歌詞の意味を解釈!消えた時間の砂のゆくえとは?最後に僕が決心した理由を深読みの画像

『BAN』は、不安や焦りなど、複雑な心に寄り添ってくれるカッコイイ1曲でした。

当たり前だと思っている”基準に疑問符を投げかけるような、強い意志を感じられる歌詞も魅力的です。

切実な思いが反映された歌詞からは、思春期特有の焦りや不安も感じられます。

同世代の彼女たちが歌っているからこそ、強いメッセージとなって胸に響くのではないでしょうか。

そしてこの楽曲を通して、何があっても、自分のペースで未来を切り開いていくことの大切さを学びました。

爽やかなメロディーが沁みる、こちらの楽曲もチェック!

『BAN』のカップリング曲として収録されている、『偶然の答え』もおすすめです。

藤吉夏鈴さんがセンターを務められていて、ドラマ仕立てのMVも素敵ですよ。

彼女の独特な表情や表現力は圧巻で、見る者を惹きつける魅力があります。

また、爽やかなメロディーが胸に染みわたり、リラックスした気持ちにさせてくれますよ。

そしてこの楽曲は、”同性に恋をした女の子の気持ち”がテーマとなっています。

好きな人を想う気持ちがひしひしと伝わってくる、美しい歌詞にも注目です。

ファンからは、「この曲をきっかけに好きな人に告白しました」という声も寄せられていますよ。