チューリングラブ 見つめあったったって解けないメロウ
ワットイズラブ いま123で証そうか
言葉で生み出すクエスチョン(クエスチョン!)
ハートで高鳴るアンサー(アンサー!)
測ったって不確定性 ぼくらのBPM

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

「メロウ」とは「豊かな甘味」という意味です。

好きな子と目が合ったときに感じる甘い時間も、主人公が証明できない問題の1つなのでしょう。

「恋とは何なのかを説明しなさい」という問題を作るのは簡単です。

しかし、答えを言葉で伝えることはできません。

好きな子と過ごしている時の胸の高鳴りに、その答えのヒントが隠されています。

チューリングラブ 宙に舞ったったって信じないけど
フォーリンラブ いまはABCすらバグりそうだ
なんでか教えてオイラー(オイラー!)
感想きかせてフェルマー(フェルマー!)
予測不可能性 いま触れてみる

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

この部分では数学者の名前が出てきます。

恋を証明するためにも、偉大な数学者の力にすがりたいという主人公の気持ちの表れでしょう。

フェルマーは「フェルマーの最終定理」という、人類が300年間証明できなかった問題を残した人物です。

そして、主人公はフェルマーの最終定理以上の難問に挑んでいます。

果たして主人公は証明に辿り着けるのでしょうか。

さあ証明しよう(証明しよう)間違いのないように
証明しよう(証明しよう)この感情全部全部
証明しよう(証明しよう)正解があるなら
証明しよう(証明しよう)シンプルなQ.E.D.

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

複雑だと思える問題も、意外と簡単な答えだということを歌った詞です。

そのことに主人公が気づけるかどうかが、証明の鍵になるのでしょう。

2番の歌詞を解説

今日こそは

今日こそ証明したい!(しよう!)
目に視えない 無理難題を
ASAP!
導き出したい たどり着きたい 最適解へ
何度空回ったって ぶつかっちゃったって
不可思議なこのアノマリーを
解き明かす過程さえ必要条件です。

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

ここからナナヲアカリさんとSouさんが語り口調になるのが印象的ですね。

主人公は、今日こそ証明してやるぞと意気込んでいます。

「ASAP」は「できるだけ速く」という意味のビジネス用語です。

一刻も早く証明を完成させたいのでしょう。

「アノマリー」というのは「説明できない事象」という意味です。

どうしても恋とはなんなのかを突き止めなければ、この気持ちに収まりがつかないのです。

恋を証明することの難しさ

「3次元(立体)における2点AB間の距離を求めよ。」
的な感じだと思ってたのに
座標も公式も見当たらないし
参考資料にも載っていないから
君と生み出してみせたいじゃん
3次元(世界)におけるこの気持ちの求め方

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

ここでは恋を証明することの難しさが語られています。

恋の証明には数学の証明のような公式がありません。

これまで証明に辿り着いた人物がいないので、当然参考書もないのです。

しかし、なんとしても好きな人に対する想いを証明したい主人公。

実は、その気持ちこそが愛の証明であることには、まだ気づいていません。

○だって×だって 不安にとってイコールで
近くなって遠くなって 揺れるこの気持ちの針も(条件 is 明瞭)
Steppin'!! エモーションは相愛性ミステイク

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ

この部分では恋をしている間は常に不安だということが歌われています。

片思いの場合は、相手が自分のことを好きなのかわからないといった不安と隣り合わせです。

両思いだとしても、相手に自分より素敵な人が現れたらどうしようといった不安があります。

そんな底なしの不安に心を揺さぶられる主人公。

最後の「Steppin'」は「進む」という意味です。

つまり、そんな不安も恋をする上での大事な一歩になるというメッセージが込められています。

辿り着いた1つの答え

チューリングラブ 騒ぎ出した胸の痛くなるほど
証明はいまも 確度を増しているようだ
曖昧も除外して 最大の仮説を
いま、ふたりなら実証できそう

出典: チューリングラブ feat.Sou/作詞:ナユタセイジ・ポエトリー,ナナヲアカリ 作曲:ナユタセイジ