倖田來未のクールでセクシーな魅力が詰まった35thシングル

「愛証」倖田來未さんの35thシングル

公開されているMVでは、花魁に扮した倖田さんが登場しています。

セクシーでカッコイイ印象ですね。

メロディはクールだけど歌詞は切ない、愛する人とのひと時を歌っています。

人によっては聴いただけで分かるかもしれませんが、「愛証」は大人向けな歌詞

出だしからちょっと激しい感じで、あまり子供向けの曲ではないですね。

MVのテーマが花魁なのも、そうした歌詞とのリンクがあるからでしょう。

ですが誰でも見られる記事にしたいので、ここでは登場人物の想いをメインにかいつまんで解説していきます。

ドラマ『愛の流刑地』主題歌

倖田來未【愛証】歌詞の意味を解説!もう引き返せないくらいゾッコン?永遠を誓うほどの深い愛を知ろう…の画像

「愛証」はドラマ『愛の流刑地』主題歌として作られた曲です。

この物語を知っておくことで、「愛証」の歌詞がどういう意味なのかを理解しやすくなるでしょう。

小説家の主人公・村尾菊治は、入江冬香という女性と出会い惹かれ合います。

ただしこれは通常の恋愛ものではなく、禁断の恋の物語。

あまりにも内容がショッキングすぎるので、ある程度覚悟してからご鑑賞するのがおすすめです。

それで「愛証」の話に戻りますが、この曲の歌詞は映画のストーリーを元にした歌詞が描かれています。

つまり「愛証」は禁断の恋がテーマなのですね。

禁じられた関係

「愛証」はドラマ『愛の流刑地』で、主人公と惹かれ合う入江冬香の気持ちが語られています。

本当は結んではならない関係なのに、彼女は不倫相手にゾッコンなのです。

どうしてそんなリスクを冒してまで、のめり込んでしまったのでしょうか。

その答えは歌詞の中にあります。

離れることはできない

乾いた唇 潤すあなたの愛で
あなたの愛から 逃れられるはずは無い
寂しい夜には 必ず耳元から
吐息まじりの言葉 私だけに…
離れることなど出来ないの
もっと

出典: 愛証/作詞:倖田來未 作曲:Reika Yuuki

冒頭から少し激しめの歌詞ですね。

これだけだと禁断の恋という感じではなく、純粋に愛し合っている恋人同士のようにも見えます。

自分には家族がいる筈なのに、夜は寂しいと感じてしまう。

それほどまでに今の状況は、彼女にとって物足りないものだったのかもしれません。

『愛の流刑地』の冬香は何不自由ない穏やかな家庭を築いています。

にもかかわらず不倫に走ってしまったということは、彼女は愛に飢えているのでしょう。

そんな時に与えられてしまった、他の人からの愛情。

飢えているところに欲しいものを貰ってしまえば、そう簡単に離れることはできません。

禁断の関係を続けてしまうのは、そうした理由があるのです。

世間から見れば絶対に許されるものではありませんが、当事者にはそのような事情があるのでしょう。

許されない故に

自分たちの関係が決して許されるものではないことは、歌詞の主人公らも分かっています。

第三者からすれば「浮気なんて絶対にダメだよ」と口出ししたくなるでしょう。

しかしながら「許されない関係」であるが故に、逆にはまっていってしまうのかもしれません。

本当の愛を知った瞬間

初めてだったの こんな気持ちになって…
戻せない時間たち
もう遅いから
離さないでいて

出典: 愛証/作詞:倖田來未 作曲:Reika Yuuki

愛に飢えていた冬香は、菊治と出会うことで「本当の愛とは何なのか」を知ります。

1行目の歌詞はそのことを指しているのでしょう。

ということは、この曲は「真実の愛」もまたテーマといえます。

不倫することでやっと本当の愛情を知ってしまうなんて、なんだか皮肉です。

たとえ不倫であろうが一度一線を越えてしまえば、なかったことにはできません。

愛情を知る前の自分にはもう戻れないということでもあります。

もう戻れないのなら、いっそ進んでしまおうとしているのでしょう。

手放すにはあまりにも惜しい関係なのです。