倖田來未本人が出演する切なすぎるPVが曲を引き立てる
今回の曲「Moon Crying」のPVでは、
素直になれずわがままで何もかもが当たり前になっていた 主人公の女性(倖田來未)が彼氏から贈られたものとは違うドレスで パーティに出席するシーンから始まります。
「俺がプレゼントしたドレスはどうした?」と怒りを見せる彼、 2人の間に距離ができてしまいます。
物語は進み、彼は帰らぬ人となってしまいます。
失うことで初めて気づく彼の存在の大きさ。
「ドレスせっかくくれたのに着れなくてごめん」 「ずっと一緒にいるって約束したよね」 「何で一人で行っちゃったの?」
思いを綴ったメールもすべては遅く、悲しみにくれる主人公。
彼を失い、それまでの自分の行動に後悔する様子が ストーリー仕立てに再現されています。
そんな光景を思い浮かべながらこの曲を聴いてみてください。
倖田來未「Moon Crying」の歌詞の意味
君とよく歩いた
いつもの道と私
月と歩きながら
悲しいメロディー
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
いつも彼氏と一緒に歩いたこの道。 帰らぬ人となってしまった彼と歩くことはもうありません。
悲しみの中一人で歩く姿を「月と歩きながら」と表現しています。
今、彼女の頭で流れるのは悲しいメロディーばかりなのでしょう。
あんな顔をさせるつもりじゃなかったの
ただ「好き」なだけなのに
君を悲しませてしまった
あの日の涙
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
ただ、素直になれなかっただけ、あなたのことが嫌いになっていたわけじゃない、 本当に「好き」な気持ちはずっと変わらないのに、私のせいで悲しませてしまった。
彼氏から貰ったドレスをパーティに着ていかなかったことを後悔する 女性の心情が切ないです。
”あの日の涙”は彼の涙のことをさしているのでしょうか。 そうだとしたら、それくらい彼の中ではショックだったということですね。
逢いたい気持ちは
どんなに伝えても 伝えきれない
溢れ出した言葉が届くなら
君を想い 歌いたいよ
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
この世からいなくなってしまった彼、
もう逢えないと思うほどに逢いたい気持ちが溢れ出す彼女。
その気持はどんなに伝えようともと伝えきれないくらい 彼女の中では彼のことしか考えられなくなっています。
もし、私の言葉が届くなら君のことを想って歌いたい。
倖田來未さんは自身の経験を元に詩を作られることが多いので
「歌いたい」というのは倖田さん自身がこの女性になりきっていて アーティストという職業をそのままこの女性に反映させているのだと思います。
逢いたい気持ちは
どんなに伝えても 伝えきれない
また今夜も思ったことひとつ
今も君を愛してると…
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
いつもいつも彼のことばかり考えてしまう主人公の女性。
”今夜も思ったことひとつ”これはこの女性が考えても考えても
たどり着くのが「今も君を愛している」という想いであり
それはずっと変わらないという意味が込められているのだと思います。
逢えばわがままばかり
ときどき言い過ぎたときも
笑って許した
大人な君で
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
彼との思い出がフラッシュバックしている女性。
彼の前ではいつも素直になれずわがままばかり言っていた彼女、 我に返り、言いすぎてしまったと感じたときだって、
やさしく笑って許してくれた君はどんなに大人びていたのだろう。
こうしたやさしさって一緒にいるときにはなかなか気づくことができないものなんですよね。
孤独に思った君に
「気付くことが出来た」なら
「そっと手、差しのべられた」なら
「ぬくもり」も「これから」も
「ふたりで…」だった?
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse
自分がわがままばかり言っていたことで 彼をどんな気持ちにさせてしまっていたのかを考える主人公。
こんな私だからきっと君に孤独を感じさせてしまったかもしれない。
あの時私がその孤独に気づいてあげられたなら、 そっと手を差し伸べてあげられたなら、
今頃あなたのぬくもりを感じながら一緒に過ごすことができたのかな?
後悔先に立たずとは言いますがもし、あの時こうしていればという 後悔の気持ちが切々と表現されていますね。
逢いたい気持ちは
どんなに伝えても 伝えきれない
溢れ出した言葉が届くなら
君を想い 歌いたいよ
あの日に戻れるのならば
これ以上何もいらない
また今夜も思ったことひとつ
今も君を愛してると…
出典: Moon Crying/作詞:Kumi Koda 作曲:Miwa Furuse