泣いて泣いて、主人公はその涙の中で明日への道を模索しています。

泣くことも

子供の頃、涙は自然に流れてくるものでした。

転んでケガをした時、悪さをして叱られた時。

泣こうとして泣いたわけでなく、止めようとしても止められない。

それが涙というものでした。

ところが、大人になって社会で頑張って、泣いてはいけないと歯を食いしばるうち。

気が付けば、泣けない人になっていたりします。

泣いてしまえば、いっそラクなのに。そう思いつつ涙を流すタイミングを逃してしまったり。

そんな主人公が泣くには、「泣いていいよ」というゴーサインが必要

自分で自分に向かって出すOKサイン。

「泣いてしまいなさい。」

そしたら、ラクになるから。

後はまたいつもの生活が涙の跡を洗い流してくれるから。

泣くのにさえ、思いきりが必要。

それが、大人です。

強くあれ

【NakamuraEmi/雨のように泣いてやれ】歌詞を解釈♪日々を頑張る貴方へ…優しくも豪快な応援歌の画像

割烹着を着たら フリフリのエプロンなんかじゃ物足りなくて
女もそうでしょ 見た目も大事だけど汚れに立ち向かえる強さでしょ

出典: 雨のように泣いてやれ/作詞:Nakamura Emi 作曲/Nakamura Emi

泣くこと、それは弱さの象徴でしょうか。

いえ、一人で泣いて、一人で立ち上がることは強い人にしかできないことです。

汚れなんか吹き飛ばせ

かわいい女の子ならフリルのエプロンを選ぶでしょう。

エプロンを汚すことが気になって、動き出すことを躊躇してさえしまうことも。

でも、人生をしっかりこの足で歩くなら、汚れることからは逃れられません。

汚れるのが嫌なら、気になるかわいいエプロンではなく割烹着を着れば良い。

女性ですから、かわいくありたいし、キレイでいたい。

でもそれよりもまず、人間として強くありたい。

人生と真っ向から向き合う主人公に汚れを恐れる気持ちはありません。

女の強さは、フリルのエプロンに勝り彼女を輝かせているのが目に浮かびます。

うわべ?それとも...

みっともない自分を香水で隠しても 美味しいご飯の邪魔よ
悩んで笑って 日々は変わっていく
茨の道を今日もいけ 生きてるだけで丸儲け

出典: 雨のように泣いてやれ/作詞:Nakamura Emi 作曲/Nakamura Emi

悩むこと、負けてしまうこと。

そんな自分はみっともないのでしょうか。

主人公は生きることの本当の美しさを体で気づいていきます。

本物は

自然に泣ける女の子だったころは、みっともないことが恥ずかしいことでした。

失敗したり、楽しくない毎日を送ること自体が負けのように感じていたことも。

社会人として月日が経ち、嬉しいことも、悔しいこともたくさん吸い込んだ主人公。

彼女にとって本当に美しいことが、本質的なものに変わり始めています。

辛いことであれ、理不尽なことであれ自分にふりかかる火の粉をよけずに受け止めること。

ふわふわとした、綿あめのような美しさではなく、堅実で面白くないことを繰り返すことの美しさ。

人生はいつだって、選択の連続できらきらした方ばかりを選ぶことも可能です。

でも、美しく生きるということは単にキレイなものを身にまとっているという意味ではないはず。

泣きたくても泣けない現実の中で、時に心の中で滝のような涙を流す。

そうやって、正直に生きる社会の本物の大人たち。

それこそが本当に美しい大人であり女性なのです。

頑張れ、本物の大人。頑張れ、本物の良いオンナ。

この曲からは、そんなエールが聞こえてきそうです。

大人が聞きたいオトナの曲。

Nakamura Emiの曲で勇気をもらってみませんか。

神奈川県出身のシンガーソングライターNakamuraEmi。彼女の曲「Don't」は全ての大人が聴くべき名曲だと話題です。詳しく紹介します!

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