限界を迎え諦めかける
僕は何者で 何でその僕が
神にも等しい 役を担ってる
前に進むのも嫌になっている
休みたいのです 神に吐き捨てる
出典: Bravely You/作詞:麻枝准 作曲:麻枝准
なんで自分一人がこんな思いをしているのか、問いかけていますね。
自分はただ偶然「略奪」という能力を持って生まれただけ。
それなのにこうして大儀を背負っている。
世界を救う使命を「神にも等しい役」と言っています。
きっと彼の精神も肉体ももうボロボロで、これ以上頑張れない状態なのでしょう。
強い決意は薄れ、過去の弱い自分が出てきていますね。
そして「足を止め諦める」という選択肢を選びかけてしまいます。
ふいに聞こえた友利の声
私が信じた人は そんな人だっけと
声がしたんだ
まるで人ごとのように 聞こえたから
むしろ躍起になっていく
出典: Bravely You/作詞:麻枝准 作曲:麻枝准
諦めかけた時に聞こえた「そんな人だっけ」はおそらく友利の声。
いつもの「ツン」としたぶっきらぼうな言い方で聞こえたのでしょう。
ここのあたり、作曲者は「友利らしい言葉選び」をしていてアニメの世界観を良く理解しています。
有宇はこれをきっかけに我に返り、最後の力を振り絞れたみたいですね。
一人きりじゃない
一人きりじゃなかった この手に握るものが
どうやら証拠
弱さをかなぐり捨て たとえ化物になろうとも
帰ってやる
出典: Bravely You/作詞:麻枝准 作曲:麻枝准
そして最後のサビで再度「愛する友利」の存在を認識します。
記憶だけでなく、手に握っている単語カードで一人きりじゃないことを実感しているようです。
それを「証拠」と呼んでいますね。
そして「かなぐり捨てる」という表現。
なかなか日常生活では使わない言葉ですよね?
こちらは、 身にまとっているものを放り去るという意味です。
弱い自分を脱ぎ捨て本来の自分になる、というニュアンスでしょう。
そして犠牲を伴ってでも友利のもとへ帰ることを誓います。
過酷な旅を乗り越えることができたのは、友利という存在があったからこそなのですね。
愛情と絆の深さを感じさせる結末でした。
まとめ
アニメでは深く説明されなかった有宇の心情が具体化された歌詞でしたね。
物語の展開を織り交ぜた歌詞というのは感動を呼びますね。
Liaの透き通る歌声は、ストーリーの世界感を一切邪魔せず、引き込んでくれます。
最初の卑屈に笑っている有宇と比べると、この楽曲での有宇は凄い変わりようです(笑)
数々の人との出会い…とりわけ友利との出会いが彼を変えたのでしょう。
最後、記憶をなくした有宇に友利は自身のことを「恋人です」と紹介するのが可愛らしいですね。
最後までハラハラさせられる展開のアニメでした。
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