【MONSTA X/BLACK SWAN】ティザー動画から感じるのはクール＆ハードに進化した7人の姿

2018年9月12日、MONSTA Xの日本4thシングル「LIVIN' IT UP」がリリースされます。

平凡な日々から抜け出して、より高い場所へ向かう……そんなMONSTA Xの決意が表れた曲です。

前向きで力強い「LIVIN' IT UP」ですが、カップリング曲の「BLACK SWAN」も見逃すことはできません！

そして「LIVIN' IT UP」「BLACK SWAN」は、ともに日本オリジナル曲です。

日本でもさらなる成長を目指すMONSTA Xの姿勢が表れていますね。

「LIVIN' IT UP」と「BLACK SWAN」は、表と裏の関係にあると言えます。

とても力強く、現状打破を訴えるかのような曲が「LIVIN' IT UP」ですね。

それに対して、力強さと静けさを併せ持ち、「そのままの自分」であることを訴える曲が「BLACK SWAN」というわけです。

具体的に説明していきましょう。

まず、「BLACK SWAN」という言葉の意味を説明する必要がありますね。

「BLACK SWAN」はそのまま解釈すると「黒い白鳥」ですから、黒鳥ということになります。

実際に黒鳥（コクチョウ）という種類の鳥も存在しますが、また違った意味もあるんです。

それは、「低い確率で発生し、破滅的な被害をもたらす出来事」のことです。

果たして、MONSTA Xは破滅をもたらす存在なのでしょうか？それとも別の意味があるのでしょうか。

MONSTA Xの「BLACK SWAN」を解釈するヒントになりそうなのが、同じ名前の映画です。

映画の「BLACK SWAN」は、2010年に公開され、ナタリー・ポートマンが主演しました。

舞台はバレエ団で、主演に選ばれたバレリーナの視点で描かれています。

バレリーナは主演に選ばれて喜ぶものの、「ライバルに役を奪われるのではないか」という不安を抱えます。

そして、主役という重みに耐えられず、徐々に精神が不安定になっていきます。

ライバルを刺したはずが、そのライバルは元気な姿で現れたり、なぜか自分自身を傷付けていたり……。

現実と妄想の区別が付かなくなった不気味な場面で、映画は終わります。

……と、ここまで書くと「MONSTA Xと関係ないじゃないか！」と思いますよね？ちょっと待ってください。

この映画で描かれた「誰もが抱える悩み」が、MONSTA Xの「BLACK SWAN」でも表現されているんです。

映画「BLACK SWAN」のバレリーナは、「自分を成長させたい」という強い願望を持っていました。

しかし、自分が持つ力以上に努力しすぎたせいで、最後は破滅してしまいます。

MONSTA Xのような芸能人はもちろん、誰でも「より強くなりたい」と思うものですよね。

ですが、アクセル全開で進んでいたら、かえって悪い方向に進んでしまうことだってあるんです。

そんな時は、無理せずに休んだほうが、かえって近道になるかもしれませんよ。

それがMONSTA Xの「BLACK SWAN」のテーマでもある「そのままの自分」ということです。

2018年8月22日、「BLACK SWAN」のティザー動画が公開されました！早速見てみましょう。

MONSTA Xの7人がカットインし、順番に1人ずつ顔が映ります。

そして、壁際にたたずむ7人……ワイルドさが感じられますね。

ただ、このティザー映像はわずか18秒の短い動画です！

ティザーは「情報を少しだけ出して期待させる」ものですから、仕方がありません。

それでも、クールでハードに成長したMONSTA Xの7人の姿を見ることができましたね。

MONSTA Xは2015年5月14日に韓国でデビューし、2017年に日本デビューを果たしました。

デビュー曲「Trespass」のMVを見てみましょう。

「侵入」という意味の「Trespass」では、MONSTA Xの7人はストリート系の若者といった印象ですね。

古い芸能界に侵入し、若々しいパワーで変化を起こす……という意味でしょうか。

特に、マンネ（末っ子）のI.Mは当時まだ18歳でした。

3年経った今、成長したMONSTA Xの7人からは大人の余裕が感じられます。

思い出してほしいのは、「BLACK SWAN」には「破滅的な出来事」という意味もあることです。

「BLACK SWAN」とは、成長したMONSTA X自身のことでもあるのではないでしょうか。

K-POP界に良い意味での破滅、予測不能の大変革をもたらす存在になれたのかもしれません！