スカートとPUNPEE【ODDTAXI】歌詞の意味を考察！記憶を掛け違えるとは？足りないものに迫る

レジュメという言葉には履歴書、職務経歴書、資料などの意味合いがあります。

自分について履歴書を書いても、そこには表面的に見えてこない自分像があります。

通った学校についても、その地域に詳しい人には何かしら見えるイメージがあるかもしれません。

偏差値や評判など学校の特色はそれぞれです。

レジュメを見る側の印象というのも、そのレジュメを見る人のこれまでの体験、背景によるものがあるでしょう。

同じ地域の出身だったら親近感も湧くこともあるかもしれません。

だけど主人公はその人の目を通した街で判断される自分というのに、納得がいっていない様子です。

住んでいる場所や住んできた場所、自分の生い立ちに煮え切らない思いを抱えています。

街に朝がやってきました。

挨拶でかわす話題は、いつもと変わらないくもり空についてです。

他人と目線を合わすとは、相手と同じ立場をとって物事を考えることを意味します。

相手の思いを汲み取るためには、相手の立場や状況を想像し思いやることが第一歩です。

持ち出しやすい天気の話題から、心を通わして目線を合わせていけるのでしょうか。

それぞれの異なる人同士の交流の難しさが感じられる描写です。

おどけて笑いをとったりふざけたり、楽しんだり誰かを楽しませようとしたり。

もけもけというのは方言にあたりますが、繊維が毛羽立った服を着ていてもいいです。

ただ、生きている以上身体からは不要となった老廃物が出ていきます。

普段何気なく日々を送るだけでも車を使ったり、呼吸をしたり。

排気ガスや二酸化炭素など、自分の体のメカニズムや行動によって何かが外へ出されていくのです。

自動的にギアチェンジするオートマ車のように、人生も自動的な面があります。

自分都合でないことで人から判断されたり、幸運だったり損をすることが起こってきます。

コミュニケーションだって演技をして、人からの印象を操作することだって可能です。

自分や他人に有利になるようにリアクションだって作り出すこともできるのです。

また、ここではアニメの脚本を書かれた此元和津也さんのマンガ「セトウツミ」のセリフを引用しています。

この英語箇所の和訳は、「しっかり掴む、持ちこたえる」という意味があります。

演技をしながらも上手に世渡りしていくその状況で、持ちこたえろという解釈もできる部分です。

人生続けていくには、こうした辛い側面もあると思い知らされます。

学校の勉強や友達関係の中だけでは計り知れない自分の社会における立ち位置や能力があります。

学生時代の勉強や部活などの成績だけでは計り知れないことも多いのだと考えさせられる歌詞です。

「オッドタクシー」には、タクシードライバー、医者、看護師、アイドルなど様々な人物が登場します。

1人1人ユニーク、異なる背景を持つ彼らは同じ街で暮らし繋がりをもっています。