これまで多くの人が、それぞれの言葉で「愛」や「恋」を語ってきました。

しかし、実際に人を愛している時……実際に恋に落ちた時……

頭をフル回転させてそれらについて考えることができるでしょうか。

青春真っ只中にいる彼らは、「愛」や「恋」の定義を考えることはしません

ただ純粋に、その時の感情に向き合っているのです。

あの子の仕草が可愛かった、今日はあの子と挨拶ができた……。

そんな些細な出来事で笑顔になれるような純粋さを、大人になっても持ち合わせていたいものです。

描いた夢を諦めないで

KEYTALK×FOMARE【Hello Blue Days】歌詞を考察!”青く染まれ”の真相に迫るの画像

手を伸ばし掴もう
この空よりも青く長く続く
夢も現実も

恐れていた始まりと終わり
今は怖くないよ

出典: Hello Blue Days/作詞:首藤義勝・アマダシンスケ 作曲:首藤義勝・アマダシンスケ

大人になるにつれ、破天荒な夢を描くことは少なくなっていきます。

「どうせダメだから」と諦めてしまうこともあるでしょう。

しかし、掴もうとすれば叶ったであろう夢もたくさんあったはずです。

見えない未来を怖がって選択を恐れてしまうことは誰にでもあります。

そこで自分を信じて1歩踏み出すことこそ、果てしない夢を手にするきっかけになるかもしれません。

そんな未来へのパワーを最大限に秘めている若者たちにこそ、気付いてほしいメッセージです。

いつかは変わってしまうけれど

せーので声高く未来の僕らに告ぐ
「このままで居て」と
今日も泣いて笑ってケンカした
愛しき青春の日々

忘れないさ
やがて大人になって別れの時が来ても

出典: Hello Blue Days/作詞:首藤義勝・アマダシンスケ 作曲:首藤義勝・アマダシンスケ

無茶苦茶なことができなくなる代わりに、他者への気遣いを学んでいく大人への階段。

多くのものを学んでいくうちに、大切なものを失くしながら成長していくのです。

あの日、他人の目など気にせずに喧嘩をしたこと……。

小さな子供みたいに大声で笑い合ったこと……。

つい忘れてしまいがちですが、2度とできない貴重な思い出であることは変わりません。

仲良しのメンバーが今自分の周りにいなくても、思い出がある限り友情は変わりません。

素敵な日々が色褪せないように、大人になっても純粋なままでいたいものです。

かけがえのない青春の日々

未来へのエール

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せーので声高く未来の僕らに告ぐ
「君に幸あれ」

出典: Hello Blue Days/作詞:首藤義勝・アマダシンスケ 作曲:首藤義勝・アマダシンスケ

いつか来たる未来で、自分が幸せになっているといいな……。

そんな願いは、誰しもが抱くものです。

しかし、可能ならば自分の友達や恋人、大切な人すべてが幸せであってほしいと思います。

自分が願うことで、周りの人の未来が少しでもいいものになるのなら……。

気持ちを合わせ、声がかれるほどの大声で幸せを祈りたくなります。

そして、他人の幸せを願えるのは、今の自分が幸せだから

充実した青春時代を過ごしたからこそ、未来の自分たちに向けてエールを届けられるのです。

「淡く」に込められた意味

ハローブルーデイズ
羽ばたいたらこの世の果てまで飛べる気分さ
二つの声輝いたまま 心の中に生まれたメロディー
嬉しいも寂しいも全部包み込んで
この歌よ青く淡く染まれ
今日も泣いて笑ってケンカした
愛しき青春の日々

ラララ…
(この世の果てまで)
(青く淡く染まれ)

出典: Hello Blue Days/作詞:首藤義勝・アマダシンスケ 作曲:首藤義勝・アマダシンスケ

「青く染まれ」と歌っていた1番に対し、ラストでは「青く淡く染まれ」という言い回しに変化しています。

それは、青春というものがあまりにも儚く、長い人生の中で一瞬の出来事であるから。

パッと抜けるような青色ではなく、言葉に表しがたいような複雑な淡さを持っているのが青春だからです。

そして、その青色はそれぞれによって異なり、まったく違う色に見えるのです。

そのどれもが素敵な色で、守るべき大切な日々であることは間違いありません。

そんな日々の素敵さを、まっすぐな歌詞とメロディーにのせてできたのが「Hello Blue Days」なのです。

限られた日常を青く染めて