中島美嘉『雪の華』をチェック

雪の華
中島美嘉
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ

『雪の華』について基本情報はこちら!

『雪の華』(ゆきのはな)は、2003年10月1日発売の10枚目のシングルです。作詞はその歌詞に独特の世界観を持つSatomiが担当し、作曲・編曲をシンガーソングライターでもある松本良喜が担当しました。

この曲は当時、明治製菓「boda」「galbo」のCMソングとして使用され、CMフィルムにも彼女自身が出演しています。その透明な歌声とクリスタルを思わせる映像は、秋冬の熱いチョコレート戦線でも異彩を放っていたものです。

ちなみに『雪の華』プロモーションビデオは歌の世界観を具現化すべく、彼女自身のリクエストで摂氏0度以下のスタジオで撮ったという懲りようだったそうです。

 摂氏0度以下のスタジオって、大型冷蔵庫の中で撮ったのですかね?それだけ凝った甲斐もあって、吐息の白さやまつげや前髪におりた霜がリアルで、寒がって体が縮こまっている彼女がまるで雪の精に見えて来ます。それにしても寒そうです!

中島美嘉 『雪の華』

気になる歌詞を調べてみた

当然のごとく『雪の華』は発表した直後にはオリコンチャートで月間6位、その翌月には8位を獲得、さらに第45回日本レコード大賞では金賞に輝いた上に、作詩賞も受賞します。

その後、各局がアンケートなどで実施する「好きな冬の曲」「冬になると思い出す歌」などのテーマでは必ず上位にランクインするという有名曲に成長しました。

ヒットはその年にとどまりません。発表から10余年経過した今でも数々の名だたるアーティストにカバーされ続けているのです。息の長い楽曲・・・・・・名曲は世代を超えて歌い継がれるのですね。

さっそくその『雪の華』の歌詞をチェックしてみましょう。

のびた人陰(かげ)を 舗道に並べ
夕闇のなかをキミと歩いてる
手を繋いでいつまでもずっと
そばにいれたなら泣けちゃうくらい

風が冷たくなって
冬の匂いがした
そろそろこの街に
キミと近付ける季節がくる

今年、最初の雪の華を
2人寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
シアワセがあふれだす
甘えとか弱さじゃない
ただ、キミを愛してる
心からそう思った

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B05168

キミがいると どんなことでも
乗りきれるような気持ちになってる
こんな日々がいつまでもきっと
続いてくことを祈っているよ

風が窓を揺らした
夜は揺り起こして
どんな悲しいことも
ボクが笑顔へと変えてあげる

舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと
降りやむことを知らずに
ボクらの街を染める
誰かのために何かを
したいと思えるのが
愛ということを知った

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B05168

もし、キミを失ったとしたなら
星になってキミを照らすだろう
笑顔も 涙に濡れてる夜も
いつもいつでもそばにいるよ

今年、最初の雪の華を
2人寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
シアワセがあふれだす
甘えとか弱さじゃない
ただ、キミとずっと
このまま一緒にいたい
素直にそう思える

この街に降り積もってく
真っ白な雪の華
2人の胸にそっと想い出を描くよ
これからもキミとずっと…

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B05168

歌詞の意味や世界観とか。

歌詞の意味はずばり、冬の恋人達のアツアツな様子を歌い上げています。もうまさに二人だけの世界。それに尽きます。わりとメタファーは少ない、直接的な言葉で語り掛けている愛の歌と言えるでしょう。

韓国ドラマ『ごめん、愛してる』の主題歌に使われている!

アーティストにカバーされているのは先にもお話ししましたが、それはまさにワールドワイドで、アメリカではBoyz II Men(ボーイズトゥメン)がカバーしています。

COVERED-Winter-
ボーイズIIメン
rhythm zone

さらに韓国ではドラマ『ごめん、愛してる』主題歌として使われているのです。このときカバーしたのは韓国人シンガーパク・ヒョシン。実はこの方、中島に楽曲のカバーの許諾を頼んだところ、その歌声を中島自身が聞いて決まったという経緯があります。 その歌声がこちら。