UVERworldの人気曲が詰まった7thアルバム「THE ONE」
ファンから愛される楽曲の数々
今や日本を代表するミクスチャーバンドとなったUVERworld。
彼らが2012年にリリースした7枚目のアルバム「THE ONE」は現在の人気を不動のものとした作品です。
UVERworldの原点でもある自由な発想とグッドミュージックへのこだわりが随所に詰まっています。
さらに目を引くのが収録曲の豪華さです。
ライブの定番曲であり「ALL TIME BEST」のファン投票で1位を獲得した「THE OVER」。
ファン投票圏外ながらベスト盤に収録された「此処から」。
「LIMITLESS」で繰り返されるキーワード
今回「THE ONE」収録曲の中からピックアップしたいのが「LIMITLESS」です。
作中でもっとも実験的な楽曲である「LIMITLESS」。
当時正式メンバーとしてクレジットされていなかったSEIKAのサックスを大々的にフィーチャー。
UVERworld流の最新型ジャズファンクともいうべきナンバーです。
サウンドだけではありません。
筆者がもっとも注目したのがTAKUYA∞による歌詞の世界です。
何度も繰り返されるUVERworldのコアとも呼べるキーワード。
「THE ONE」においてとても大切な楽曲であることがうかがい知れるのです。
そこで今回は「LIMITLESS」の歌詞に重点を置いてその魅力に迫ってみようと思います。
「LIMITLESS」のライブ動画をチェック!
「THE ONE」を通過し強化されたパフォーマンス
こちらは「UVERworld "15&10" Anniversary Tour」で演奏された「LIMITLESS」の模様です。
TAKUYA∞のボコーダーマイクと通常マイクの使い分け。
真太郎の特注ドラムキットなどは「THE ONE」のレコーディングの影響が大きかったそうです。
そしてスタジオ盤よりも暴れまくるSEIKAのサックスが格好いい!
などとついサウンドの魅力を語りたくなりますが今回フォーカスするのは歌詞の魅力です。
ここからは実際に「LIMITLESS」の歌詞をじっくりと検証してゆきましょう。
「Limit(限界)」を探す旅
「Limit(限界)」はどこにある?
Limit
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
「LIMITLESS」に綴られた内容はUVERworld、そしてTAKUYA∞の生き様そのものです。
シーケンス音に重なるドラムロール。一瞬のブレイクでささやかれるこのフレーズ。
これは「LIMITLESS(制御不能)」なUVERworldの壮大な「限界」探しの旅なのです。
「THE ONE」のサウンドテクスチャーには狂気ギリギリのこだわりが詰め込まれています。
たとえば「LIMITLESS」でのフレーズごとに変化するドラムの音色。
アコースティックギターのストロークが鳴らされるとEDM風のリズムに変化。
シーケンス音のリフレインにはヴィンテージドラムを採用するなどサウンドへのこだわりが顕著なのです。
イントロの言葉は旅の始まりを、アウトロは旅の終わりを表現しているのだと推察します。
果たして彼らは自身の「限界」を見つけることができたのでしょうか?
My name is...UVERworld
大切な瞬間を迎えに行こう!
No doubt
俺たちに必要なものは時間じゃなかった
No doubt
芸術的濃密な瞬間を迎えに行こう
I will back
っては戻れない空前の時代で
My name is『世界を超える』
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld