”言葉にできないこと”はたくさんあります。
それは言ってしまったら関係が変わってしまうかもしれない、愛の告白だったり。
当たり前になってしまって伝えるのも恥ずかしい、親への感謝の言葉だったり。
今感じていることに、名前があるのかすら分からない場合もあります。
伝えなきゃいけない気持ちを言葉にできず、もどかしさを感じるのもまた青春です。
なぜあなたは焦っているの?
高校時代は基本的に3年間しかありません。
部活動は約2年間だけ、そして各学年のクラスも1年間で変わってしまう学校が多いです。
どんなに大事に日々を過ごしていても、青春という時間はすぐに過ぎ去ってしまいます。
その時その時の気持ちを伝えなければ青春が過ぎ去ってしまう!という気持ちであなたは焦っているのでしょう。
小さな幸せとは?②
くだらないこと=計画性のないこと
日々の中に小さな幸せ
先のことなんか 忘れるくらいでいい
くだらないまま くだらないことを
窓に映る日々 それだけでいい
出典: くだらないまま/作詞:松本悠 作曲:松本悠
先ほども登場した”小さな幸せ”というフレーズ。
”くだらないこと”というのは、計画性のないことだと解釈しました。
つまり「将来のため」「お金のため」などではなく純粋に心から楽しいと思えることです。
何かのためではなくただ自分の心が躍る出来事こそが、”くだらない”小さな幸せなのでしょう。
大人になったリュクソからのメッセージ?
高校を卒業し、大人になったリュクソメンバーたち。
すぐそこにあった高校時代を振り返って素直に感じたことが、このサビのフレーズなのかもしれません。
小さな幸せさえ見出すことができれば、将来のことは考えなくてもいい。
投げやりに聴こえてしまいますが、本質をついたフレーズだと感じました。
そもそも将来の夢や進路を考える際、日々自分が感じたことが材料になってきます。
好きな音楽や得意な作業、友人との会話から見えてきた特技…。
日々自分がどんなことに幸せを感じてきたかを記憶しておくことは、将来のことを考えることにもつながるのです。
好きなことや特技を見出してバンド活動をしているリュクソメンバーたち。
おそらく彼らは「バンドで一儲けしよう」などと考えてバンドを始めたわけではないでしょう。
このサビは、彼らだからこそ書けるフレーズなのだと感じました。
単語が頭で溶ける状況を考察!
今と将来、大事なのは…?
さっき覚えた単語も頭で溶けて
隣で笑う君は優し過ぎて
出典: くだらないまま/作詞:松本悠 作曲:松本悠
単語が頭で”溶ける”というのは、もちろん比喩です。
真夏の太陽を浴びながら青春していたら暗記したことも溶けて蒸発してしまった、というイメージでしょうか。
アイスクリームのCMにピッタリなフレーズです。
将来のため、受験のためにさせられる学校の勉強。
今、隣で優しく笑う君。
どちらが大事かといえば、間違いなく後者なのです。
勉強ももちろん大事だけど、どうしても覚えていられない。
それこそ、”くだらない”ことはたくさん覚えていられるのに。
まさに青春!と思えるフレーズです。
WEB CM「ブランコ篇」のシーン?
こちらは、またもスーパーカップWEB CMの「ブランコ篇」を彷彿とさせるフレーズ。
女優としても活躍するYouTuberめがねちゃんの、はつらつとした演技がとても印象的でした。
男の子が英単語を覚えるのを邪魔している…と思いきやきちんと正解を叫んでいます。
楽しそうな友人を見ていたら、つらい勉強のことが頭から飛んで行ってしまうのも当然です。