ばかみたいって笑ってくれる人の存在

頼りないと思うけど
ばかみたいって笑うけど
愛しくって どうしようもない
日々があるんだよ

出典: 舌鼓/作詞:タグチハナ 作曲:タグチハナ

うまく解決ができず僕が自分の力不足を嘆いているのでしょう。

真剣に申し訳ない顔をしているときみが笑っている。

そんな些細なことで悩むなんてばかみたいと少し意地悪そうにいっているきみ。

自分の悩みが君の可愛い笑顔で消えていくような気がする。

そんな体験をされたことのある方もいるのではないでしょうか。

真剣な話をすっと軽く流してくれると少し肩の荷がおりるというか、気持ちが楽になる。

そうした存在が心の支えになるのでしょうね。

そしてそんなきみをみていると愛しくなってどうしようもなくなってしまいます。

日々ということは、1日ではなく繰り返されているのでしょうか。

繰り返される生活の中で大切な人の存在が励みになる。

2人は毎日のように想い合って暮らしているんですね。

重なり合ってひとつになる手

きみの声が光に

流れるうららかなきみの声は
今夜も光を宿して
だいじなものの在り処照らすよ
僕はそれにいつも
痛いほどの愛を見て
驚いてしまうんだ

出典: 舌鼓/作詞:タグチハナ 作曲:タグチハナ

きみの声が流れる。

なんとも詩的な表現ですね。

その声は光を宿して辺りを照らすほどの輝きを放っているのです。

もちろん、本当に声が光を宿すことなどありません。

きみの声が僕にとっての道しるべになる。

優しさや厳しさの全てが僕のことを想っての言葉なのでしょう。

きみはいつもだいじなものを分かっていて、僕の心にそっと教えてくれる

ぼくもそんなきみの優しさに気づいていて、その度に驚いてしまうのでしょう。

いつも驚くということはそれほどまでに自然な行動で僕を導いているのですね。

愛しすぎて自分の心が痛くなってしまう。

それほどまでの深い愛情

愛情が深いほど、相手のことを想うと辛くなる。

その辛さに気が付いたときに自分の感情に驚いてしまうのでしょうね。

ひとつがふたつ、ふたつがひとつ

ふたつをひとつに
ひとつをふたつに
余すことなく手を
重ね合った

出典: 舌鼓/作詞:タグチハナ 作曲:タグチハナ

ふたつをひとつに、ひとつをふたつに。

2人の手が離れては重なり、重なっては離れていく

余すことなく手を重ね合ったというところから、それほどまでに濃密に重なり合っているのでしょう。

手はもちろん肉体的な手の意味もあると思います。

しかし、それだけではありません。

きっと2人の心のつながりも表現しているのでしょう。

ポイントはただ重なり合っているだけではないということ。

ひとつがふたつになる瞬間を感じていることです。

これは、心の状態が常に一定ではないということを表しているのではないでしょうか。

決して心の距離が離れている訳ではありません。

サビの“パーフェクトなんてない”ということから分かるように、人の心に不安や憂いはつきものです。

しかし、そんなふたつになったものもいずれまた重なり合っていく

そんな素敵な関係性が分かりやすく表現されていますね。

2人の信頼性や絆を”手”を重ねる、という比喩的な方法で表しているところにロマンを感じます。

僕の全てとは

いよいよ曲はラストのサビです。

MVでは3人が楽しそうにセッションをしながら歌っている様子が映っています。

パーフェクトなんてない。

常に発展途上である限り確かに完成されたものなど、この世には存在しないのかも知れません。

しかし仮に常に未完成であるべきものだとしたら、この2人の未完成な関係性こそが完成系。

つまりパーフェクトな関係性だともいえます。

完成されてないからこそ築けた関係性。

それは未完成な2人ならではの成熟した関係性ともいい換えることができます。

自分が未完成であるからこそ、相手のことを思いやれるということはありますよね。

もし自分が何でもできると、思いあがった考えをしている2人であったとしたらどうでしょう。

この2人と同じような関係は築けてはいないのではないのでしょうか。

明日も早いのに嬉しそうに付き合ってくれる。

人生はすべてが思い通りにはいかないことも多いでしょう。

しかし、相手のことを思いやる気持ちは自分次第です。

そして想ってくれる相手の気持ちを受け止めることも自分次第。

そうした感情が僕の全てなのでしょう。

きみが嬉しそうな理由と大事なものの在り処、愛が痛む訳のまとめ

きみは僕の話を嬉しそうに聞いてくれる。

なぜ嬉しそうなのか、それは2人の関係性を考えればわかります。

頼られているとか悩みを解決できたとかいう気持ちはあまり感じ取れません。

きっと彼女は話をしてくれるだけでも嬉しいのでしょう。

食後の時間、寝る前の少しの時間。

毎日の生活の1部がきみにとってはいつも特別な時間なのでしょう。

そしてそれこそがぼくにとってもだいじなものの在り処なのでしょう。

彼女の声により照らされるだいじなものの在り処。

だいじなものそのものを照らしてくれるわけではありません。

彼女の声は場所だけを教えてくれる。

答えではなく道順を示す、そんな素敵な関係なのでしょう。

それほど大事なきみだからこそ、存在が大きく僕の心を痛める瞬間が出てきてしまいます。

しかし痛さは決して苦痛だけではありません

きみの存在の大きさを知る合図でもあるのです。

好きだからこそ相手の気持ちが気になる。

パーフェクトではない自分の力不足を嘆く。

この人のために力になりたいと考えている僕だからこその感情ですね。

まだ聞いたことのない人は是非1度聞いてみてください。

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