「Girl Digger」

プロデューサーSTYのダンスチューン

ガールズグループFAKYのファーストアルバムに収録された「Girl Digger」の新しいMVが配信になったのは、2013年11月。

グループ活動第2弾となるこの「Girl Digger」は、日本のR&Bシーンをリードする代表的プロデューサーSTY(エスティワイ)の手掛けたダンスチューンです。

今回のダンスチューンは、非常に洗練されたこだわりのトラックが魅力。配信されたMVでも彼女たちの激しいダンスが繰り広げられるエナジェティックなナンバーに。

この楽曲のテーマは女性の”怒り”。全体にテーマの核心が散りばめられた作品に仕上がっています。

「Girl Digger」の意味は?

Girl Diggerは元はGold Diggerが語源です。

Digger(ディガー)は掘るという意味ですが、語源となってるゴールドディガーはゴールドつまり金目の物目当てで近寄ってきたり、お付き合いをする女性のこと。

ゴールドディガーは普通は女性に使われる形容です。男性の場合なら、ジゴロとかボーイトイが適当でしょう

男性のお金だけが目当てで、お付き合いをする女性のことをこう呼びますが、どう見ても親子ほどの年の差のカップルがいたら、ほとんどのケース、彼女はゴールドディガーです。

もう亡くなってしまいましたが、プレイボーイマンションの大富豪ヒュー・ヘフナーと結婚した元ストリッパーからモデルに転向したアナ・ニコールが彼と結婚したのが27歳。

ヒューヘフナーは当時すでに68歳ですから、なんとその年の差は41歳!アナ・ニコールのニックネームはもちろんゴールドディガーでした。

ガールディガーは、このゴールドディガーの変化バージョン。年上の彼女にお金をせびったり、ひもになるような年下のルーザー(できない奴)を今風にこう呼んでいるようです。

「Girl Digger」の歌詞紹介!

終止、怒りがテーマの「Girl Digger」。

彼女たちの怒りの矛先にどんなルーザーたちがいるのか早速歌詞を見てみましょう。

how could you play me like that!!!

ooh このメッセージきっと再生してる頃
I'm going away 既に boy it's too late cause I'm starting again
(how could you play me?)
チョクで話す気にすらならない その価値もない
(how could you play me?)
私のモノだけ my SYL 詰め込んで good bye

出典: Girl Digger/作詞:STY 作曲:Herbie Crichlow,Sebastian Lundberg Haggstam,Johan Gustafson a.k.a Trinity Music

留守電に残したメッセージを今頃再生しているだろうけど、「I'm going away」私はもう行くからねえ。

「既に、boy it's too late cause I'm starting again」既に僕ちゃん遅いのよ!だってもうあたし次の恋に向けてスタートするからね。

「how could you play me?」どんなにからかったら気が済むの?さらりとかわしてますが、この表現は’’怒り’’が込められてますね。

「チョクで話す気にすらならない。その価値もない」だから留守電にメッセージを残したんですよね。

「私のモノだけmy SYL」自分のイブサンローランの商品だけ。詰め込んでさよなら。

彼女の気持ちは、完全に彼から離れてますね。彼女の言う通り、既に遅い様です。

「そうたとえば gucci rings diamond pearls and handbags
選び放題とはいかない人生
もうどれだけ欲しがっても手に入れられないモノ」

出典: Girl Digger/作詞:STY 作曲:Herbie Crichlow,Sebastian Lundberg Haggstam,Johan Gustafson a.k.a Trinity Music

彼女が挙げるグッチの指輪やダイヤモンドに真珠、そしてハンドバッグとか、そういった品物は、選び放題とはいかないのが人生なんです。

でももっと手に入らないモノは、もう彼が逃してしまった彼女その人。なんですよ。

ya out of picture

どうでもいいの don't even answer this
ママにこのナゾナゾの答え
baby ask your mama
about our stupid drama
聞いてみたら?
ya out of picture

出典: Girl Digger/作詞:STY 作曲:Herbie Crichlow,Sebastian Lundberg Haggstam,Johan Gustafson a.k.a Trinity Music

「どうでもいいのdon't even answer this」もう答え無くてもいいわ。といった理由はこの後に分かりますよ。

「baby ask your mama about our stupid drama」ママに聞いてごらん私たちのくだらないドラマのこと。

彼氏は、年下なので分からないことがあったら、ママに聞きな!ママっ子。といった見下した言い回し。

なぜ質問に答えなくてもいいかと言うと、「ya out of picture」あんたは私には無関係!だからです。

out of pictureは、ピクチャーの枠外ということで、自分の関心外とか対象外とか、眼中にないという意味で使われるイデオムです。

だいきらい今すぐ消えてよ!!