どんなラプソディー?
KAGOME「GO!ME.」プロジェクトテーマソング
2019年6月25日にリリースされた、KEYTALKのデジタルシングル『ララ・ラプソディー』。
元気になれる同曲は、KAGOME「GO!ME.」プロジェクトのテーマソングにもなっています。
同プロジェクトは「次世代を担う若者たちをスポンサードする」という趣旨のもの。
『ララ・ラプソディー』も元気が出る内容なのですが、一体なにがテーマのラプソディーなのでしょうか。
聴き終わった後に、「明日も頑張ろう」と思えること間違いなし!?
今回はそんな同曲の歌詞を詳しく解説していこうと思います。
まずは、カラフルで健康的なMVからご覧ください。
MVをチェック!
トマトからスタート

いきなりたくさんのトマトがアップになっているという構図に面食らうかもしれません。
トマトはカゴメのロゴマークにもなっている野菜です。
カメラが引きになると、そこにはパプリカやピーマン、ブロッコリーなど色鮮やかな野菜たちが敷き詰められている光景に。
次に、少女のお団子頭が映し出されましたが、どうやら彼女は寝ていた様子。
目を覚まして周りを見渡し、にわかに目の前の棒を押し始めました。
少女は他にもおり、同じく目の前の棒を押しています。
彼女達が回しているのはKEYTALKのメンバーが演奏するステージ。
少女たちは楽しげにダンスしながらステージを回しており、時折壁に敷き詰められた野菜を食べるシーンも。
お団子頭の少女が、野菜でできた壁の向こうに何かを見つけました。
そこから、同じ格好をした少女たちが複数登場!
彼女達もステージを回す列に加わり、ダンスを披露します。
野菜の壁の向こうには
盛り上がりは最高潮!といったところで、少女はまたもや光るパプリカを発見。
パプリカをどけて、向こう側を不思議そうに見ています。
後半、少女たちはついにステージに上がり、メインボーカル&ギターの寺中さんを持ち上げるという荒業に。
まるでクラウドサーフィンのようですね。
ここでMVは終わりかと思いきや続きがあるんです。
おもむろに映されたのは、オレンジ色の液体が入ったジュースミキサー。
ついさっきまで回っていたようですが、中の野菜はすっかりジュースと化しているようです。
もしかすると、少女たちが回っていたのはジュースミキサーの中の野菜自身だったからなのかもしれません。
(ここでは可愛らしく「野菜の精」とでも呼んでおきましょう。)
そう考えると、オレンジの衣装を着ていたのも納得です。
光るパプリカは、壁が薄くなり外からの光が透けていたということなのかも。
最後には、MV撮影時のオフショットも見られます。
野菜が壁に敷き詰めてあるほか、野菜が浮いていたり、これでもかと野菜ずくしだったMV。
歌詞はどんなことを歌っているのでしょうか?
次からは歌詞を解説していこうと思います。
歌詞を解説!
人生のラプソディー
夢と希望 時に絶望 響けよラプソディー
今日の始まり 眠たい 僕らはいつも綱渡り
夢と現実を行ったり来たり 大変なのさ
足りない 誰かこの指止まれ
出来れば来世も自分になりたい
胸の鼓動 合図に この身体よ熱くなれ
3, 2, 1! 急加速する Oh
出典: ララ・ラプソディー/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝
ラプソディーとは狂詩曲という意味。
自由な形式の楽曲であり、民族的または叙事的なことを表現していることが多い曲を示します。
Queenの「ボヘミアン・ラプソディー」もその一つ。
『ララ・ラプソディー』は叙事的なことを歌っていると解釈できそうです。
具体的な内容はズバリ「人生」について。
山あり谷ありな毎日だけれど、自分でいることを気に入っているという前向きな主人公。
志を同じくする仲間と一緒に、未来へ駆け出していこう!と呼びかけているようにも受け取れます。
冒頭から元気いっぱいの歌詞ですが、続けて読み進めてみましょう。
貪欲な気持ち
知らない知りたい もっと満たされたい
足りない足りない いつだって足りない
ほんのちょっとの感情
消えない 消えない 消えないな
雲の彼方に蹴散らしてやれ
この情熱は誰にも渡さない
誰よりも自分を愛してあげたい わかってるけど
消えない 消えない 消えないな
今日もまた邁進中
この空に響けラプソディー
出典: ララ・ラプソディー/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝
この歌詞の主人公はとても貪欲な性格。
知識を得たり、知らないことを調べるのは苦ではないようです。
自ら進んで学びに行く姿勢は優等生にも思えますね。
上を目指して日々努力していますが、それでも自分の力足らずを実感する様子。
そんな時には少し焦燥感に悩まされたりもしますが、それすらも強気で自分の頭から追い出そうとしています。
夢を追いかける熱い気持ちは誰にも邪魔されたくない。
自分の可能性を信じるんだと自分に言い聞かせています。
それでも、主人公の頭に訪れるのは「自分ってやっぱりダメなやつなんじゃ…」という弱気な気持ち。
まだまだ修行不足だと自覚した主人公は、更に自分を磨くことを誓います。
ここまで読むと、かなり熱血な歌詞に感じますね。