関ジャニ∞の『奇跡の人』を紹介！初回版にはDVD付きの、さだまさし作詞作曲のドラマ主題歌シングル！

曲はフレーズだけでも曲全体の空気が分かるものと、最初から最後まで聞いてみない意味はっきりわからないものがありますよね。

この「奇跡の人」は、はっきりいって後者の方です。

曲の前半には、かなり攻撃的な歌詞が並びます。それこそ、アイドルがそんなことまで言っていいの？と言えるくらいはっきりと好き嫌いを公言しています。

「今の若い子はさ～」と、ちょっと見下した感もありますよね。

さらに、男性目線での歌詞が多いのも特徴でしょう。このあたりは、さだまさしの「関白宣言」でも言われていることなので、納得と言えば納得なのですが、アイドルとしてはかなりギリギリのラインを狙った曲と言えますね。

たとえば、1番の歌詞がこちらです。

なので、こういう所ばかりを見てしまうと、反感を買ってしまいがちです。炎上コースまっしぐらですよね。

でも、この曲はそういう本音をきちんとさらけ出しているからこそ、後々に語られる言葉にも嘘はないんじゃないかなと信じてみたくなる不思議な力を持っているのです。

さらに、嫌な奴だなと思わせるのも歌詞の最後を見ると作戦だったということに気付きます。

今は世の中を斜めから見れない自分だけれど、いつか死ぬまで一緒に居たいと思えるような「奇跡の人」が現れたならすべてを洗い流して「いい奴」になれると歌います。

ちょっと他力本願なところもありますが、運命の人と出会って幸せになりたいという想いが込められているのですね。

「関白宣言」の場合は、すでに特定の相手がいましたが、「奇跡の人」ではまだ出会う前の願いなので、今の関ジャニ∞にぴったりです。

死ぬまで一緒に居よう。命が尽きるまで。

永遠の愛を誓う言葉はたくさんありますが、「介護しあおう」というフレーズほどリアルに響く言葉はないと思います。

また、長い時間共に苦楽を過ごしてきたおじいちゃんが、死ぬ最後の瞬間に、「ずっと好きだった」「ちゃんとすきだった」と伝えようとする心に涙腺が緩みます。

言葉にするのが恥ずかしいから、手紙にしたためるシャイさも愛おしいですよね。

「今でも大好き」そんな子供っぽい言葉が、ずしっと心に響きます。

A post shared by 関ジャニ∞画像 (@kanjyanieight) on May 29, 2015 at 5:28am PDT

いかがでしたか？

明るく元気な曲が多い関ジャニ∞にとっては今までにない曲調の「奇跡の人」。自分たちにないカラーを出していこうと貪欲にもとめた結果の奇跡のコラボレーションだと思います。

さだまさしが作り、関ジャニ∞が表現した新しい”関白宣言”を丸ごとしっかりと堪能してください。