柴咲コウ「ラブサーチライト」

柴咲コウ【ラブサーチライト】歌詞の意味を解説!「愛の光」が照らすものとは?溢れ出る気持ちに迫るの画像

今回ご紹介するのは、女優としても活躍している柴咲コウ楽曲「ラブサーチライト」です。

柴咲コウにとって27枚目のシングルとなるこの楽曲は、2014年4月16日に発売されました。

ロックバンドandropのフロントマンである内澤崇仁によって作曲され、作詞は柴咲コウが担当。

また「ラブサーチライト」は、劇場版アニメ作品の主題歌にも選ばれました。

アニメ映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の主題歌。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ラブサーチライト

楽曲が作品の主題歌に選ばれたということで、その歌詞にも深い意味が込められていることでしょう。

今回の記事では柴咲コウ自らが手がけた「ラブサーチライト」の歌詞の意味に迫ります。

「君」への気持ち

心の照明

柴咲コウ【ラブサーチライト】歌詞の意味を解説!「愛の光」が照らすものとは?溢れ出る気持ちに迫るの画像

ゆらり描いたlightで そっと君のこと探したよ
見えない愛のlightで そう照らし続けるよ

出典: ラブサーチライト/作詞:柴咲コウ 作曲:内澤崇仁[androp]

冒頭の歌詞から順を追って説明していきます。

ここでいう「light」とは一体何を指しているのでしょうか。

このパートはタイトルである「ラブサーチライト」という言葉と直接的な関わりを持っていると考えられます。

「サーチライト」とは、日本語では探照灯を意味しており、これは何かを探すために用いられる照明器具です。

探すための道具ということで、とても強力な光で遠方まで照らせるのが探照灯の特徴だといえます。

ここではそんな強い光によって「君」という存在を探している様子が描かれているようです。

ここでいう「light」、すなわち「光」とは主人公が「君」に対して向ける心の灯りを意味しているのではないでしょうか。

2行目ではその「光」が目には見えないといっています。

このことからもこれが主人公の内面的な話を「ライト」に例えているのが分かることでしょう。

主人公は「君」に対して、いつまでも見守っていると伝えたいのではないでしょうか。

「君」に対して視線を向け続けていることは、主人公にとって「君」が大切な存在であることを表しています。

生まれる不安

ねぇ、息を止めたよ 今日見た夢に
隣の君が 他人のように
抑えきれない 不安の闇に
点るヒカリを 閉ざさないように

出典: ラブサーチライト/作詞:柴咲コウ 作曲:内澤崇仁[androp]

そんな主人公がある日に見た夢。

その中で大切な存在である「君」が自分に対して素っ気なく接する様子にショックを受けたのでしょう。

悪夢を見たことによって主人公の心に不安が生まれている様子が分かる歌詞です。

夢というものは現実ではないにも関わらず、時々私たちの心を大きく揺さぶってきます。

心の距離を近づけたいと思っている、自分にとって大切な人が離れていってしまうのではないか。

そしてもしかしたらその夢の内容が正夢になってしまうのではないかという不安に苛まれているのでしょう。

しかしそれでも、主人公は「君」に対して想いの光を絶やさないようにと考えています。

そうすることで不安を払拭しようと考えているのかもしれません。

彼女は彼のことを想い続けることに大きな意味を見出しているということが分かります。

孤独を抱えながら

独りの夜

柴咲コウ【ラブサーチライト】歌詞の意味を解説!「愛の光」が照らすものとは?溢れ出る気持ちに迫るの画像

いつもいつも 一人きり
眠り 眠る 夜を乗り越える

出典: ラブサーチライト/作詞:柴咲コウ 作曲:内澤崇仁[androp]

恐らく主人公は「君」に対して恋をしているであろうことがここまでの歌詞で推察できます。

だから彼女は独りぼっちで眠る夜に人肌の恋しさを感じているのでしょう。

1行目には主人公がいつまでも満たされない気持ちを抱えていることが分かる歌詞です。

独りでいることの辛さを知っているのは、他者と共にいることの喜びを知っているからだといえます。

独りの寂しさをじっと耐えている主人公の切ない様子を描いた歌詞パートです。

独りでいることで長く感じる夜を乗り越え、彼と会うことのできる新しい朝が来ることを待っているのでしょう。

主人公の片想い

柴咲コウ【ラブサーチライト】歌詞の意味を解説!「愛の光」が照らすものとは?溢れ出る気持ちに迫るの画像