3rdシングル「優しい赤」

【福原美穂/優しい赤】歌詞の意味を深追いしてみよう!未来をその手に掴むために捨てるものとは?!の画像

2008年に発売された、福原美穂の3作目のシングル「優しい赤」

やさしさと寂しさ、強さの織り交ざった歌詞と、魂のこもった歌声が印象的です。

連続シングルリリースの第1弾

このシングルは、連続シングルリリースの第1弾として発表されました。

あとに続くのは、第2弾「LOVE~winter song~」と第3弾「HANABI SKY」。

第1弾と第2弾の間はわずか1カ月と、とても短い間隔になっています。

デビューが2006年なのにもかかわらず、そのわずか2年後にこの勢い。

歌手として評価されるにふさわしい実力が、この時点で垣間見えます

アルバム『RAINBOW』にも収録

【福原美穂/優しい赤】歌詞の意味を深追いしてみよう!未来をその手に掴むために捨てるものとは?!の画像

『RAINBOW』(レインボー)は、福原美穂の1作目のアルバム。2009年1月28日発売。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/RAINBOW_(福原美穂のアルバム)

「優しい赤」は、ファーストアルバムである『RAINBOW』(2009)にも収録されています

ちなみにこのアルバムの中には、そのほかにも魅力的な曲がたくさん

楽しい歌、力強い歌、切ない歌、やさしい歌…。

どの歌も見事な表現力で歌われています。

ほんとうに、当時20歳そこそこの歌手だとはとても思えないくらいです。

歌に込められた想いとは?

歌手自身の決意

彼女が故郷の北海道から旅立つ決意の曲、歌詞は2007年8月に作った。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/優しい赤

引用にもある通り、この歌には歌手自身の“旅立ちの決意”がこめられています。

メジャーデビューするため、大好きな生まれ故郷を離れなければならない。

もちろん、愛する家族とも別々に暮らしていかなければならない。

自分の意志で決めたこととはいえ、そこには多くの葛藤があったはずです。

自分で自分の背中を押すために、彼女はこの歌詞を書いたのかもしれません。

だからよけい、説得力が感じられるのだと思います。

そして、同じ境遇にある多くの人の心を震わせるのも、こうした背景があってこそでしょう。

タイトルの意味

歌詞の中の「水平線に伸びる夕陽」はタイトルの由来。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/優しい赤

赤といわれたとき、頭にパッと浮かぶ形容詞にはどんなものがあるでしょう。

情熱的な、燃えるような、鮮やかな、激しい…

こういう言葉が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

でもここで使われているのは、「優しい」という言葉。

上に挙げたのとはまったくちがう、対照的な言葉です。 

 

この「優しい赤」というタイトルの由来は、夕陽の色だそうです。

そういわれてみると、赤は赤でも夕日には穏やかさだったり静けさだったりを連想します。

ただ、そこにあえて「優しい」という言葉を使うところに、鋭いセンスが感じられます。

曲をぜんぶ聴いた後だと、このタイトルが更に深みを増してきますよ。

 

それでは次の項目から、歌詞の内容をみていきましょう。

故郷への想い

愛しているからこそ