シクラメンと歌は永遠に
取り戻したい…
疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう
出典: シクラメンのかほり/作詞:小椋佳 作曲:小椋佳
声を掛けて始まった恋。そして明るい日差しの下で触れ合う時間を過ごしました。
でもそんな日々が終わりました。後悔をしてももう間に合わないのでしょうか。
取り戻したい二人の時間は、駆け抜けるような速さで過ぎ去っていきます。
歌の最後は『疲れを知らない子供のように』が再び出てきます。
無限のエネルギーで元気いっぱいな子供を、うらやましく思っている?と読み取れます。
そして、このフレーズの中で、子供の心も見ているように感じます。
周りの空気を読まなくても、好きなモノは好きと言えるのが子供。
子供のように純粋に好きと思った心を伝えた、そして二人で楽しい時間を過ごした。
でも結果は上手くいかなかった。
今も好きという気持ちに嘘はありません。心の片隅で楽しかった過去を取り戻そうとする自分がいます。
色を変えたシクラメンが教える恋の終わり。
君を思わせるほのかなかほりだけはまだそこに残っているはずです。
シクラメンの真実、実は○○○が無かった?
タイトルに魅せられたけれど
最後にシクラメンが隠していた重大な秘密を発表します。
通常、栽培種のシクラメンは全く香りがしないか、香りが薄いのが一般的である。日本では布施明の歌『シクラメンのかほり』(小椋佳作詞・作曲)が1975年(昭和50年)にヒットしたことによってシクラメンの香気に対する期待感や要望が表れるようになった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/シクラメン
シクラメンはほぼ無香です。そういえば消臭剤には使われていません。
良い香りを持つ故に、印象が変ってしまった金木犀とは違います。
そういえばタイトルは「シクラメンのかほり」ですが、歌詞のメインは色。
むなしくゆれるだけで、どのような香りなのかは出てきません。
1996年(平成8年)に埼玉県農林総合研究センター園芸支所(現園芸研究所)がバイオテクノロジーを用いて種間交雑により、花や株は一般の園芸種のように大きく、香りは野生種の芳香が大きな花から多く発せられる、いわゆる「芳香シクラメン」が誕生する。従来の園芸種とは全く違うバラとヒアシンスを合わせたような香気を持つ栽培用シクラメンが一般に流通するに至った。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/シクラメン
長年の努力の結果「シクラメンのかほり」が現実化しました。
残念ながらこのシクラメンに出会ったことはありません。
そして薔薇とヒアシンスがミックスされた香り…想像は困難を極めます。
でも楽曲リリースから20年を経て香りのあるシクラメンを作ってしまう研究者には脱帽ですね。
見知らぬ花からのインスパイアは、ここにつながりました。
歌の大ヒットの頃から比べると、シクラメンを購入する人は減っているかもしれません。
年末年始の部屋を飾る花に迷った時はシクラメンはいかがですか。
色だけではなく、香りの選択肢も増えているようです。
私も以前クリスマスにもらったシクラメンをゴールデンウイークまで咲かせた経験があります。
購入時はお値段が高くても花が咲く期間を考えると、コスパが良いお花ですよ。
昔の恋も今の恋も、静かに見つめるシクラメン。
慌しい季節に、ホッとできる時間を作ってくれるのは間違いありません。
BGMには布施明さん・小椋佳さんの歌声も忘れずに。
花のあるシンガーには花が似合う、次は薔薇。トゲも愛するパワーで歌い上げます。要チエック♪
【布施明/君は薔薇より美しい】星野源も惚れ込んだ歌詞の意味を解説!美しく変わったのは元恋人のこと?! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
今回紹介する「君は薔薇より美しい」は布施明が1979年にリリースした楽曲です。NHK紅白歌合戦でも4回歌われたこの楽曲について、歌詞の意味やサウンドの秘密まで、がっつり紹介ます。
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