KinKi Kidsとは
KinKi Kidsとは直訳すると「近畿の子どもたち」。
その名の通り近畿地方からデビューした、兵庫県芦屋市出身の堂本光一（どうもとこういち）と奈良県奈良市出身の堂本剛（どうもとつよし）によるアイドル・デュオ。
ジャニーズ事務所初の関西出身ユニットでした。
ちなみに近畿地方とは法律上の明確な定義はありませんが、一般的には大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・三重県・滋賀県・和歌山県の2府5県（7府県）を指します。
シングル初登場・連続1位の記録を更新中
KinKi Kidsは1997年にデビューシングル「硝子の少年」（がらすのしょうねん）とデビューアルバム「A album」を発表し、
以来トップアイドル・デュオとしての活躍を続けています。
シングルではデビューから21年連続（1997年度～2017年度）でオリコンチャート初登場1位を記録し、
これはこれまでタイ記録で並んでいたB'zの20年連続（1990年度～2009年度）を上回るもので、ギネス記録にも認定されています。
これまでに発表したオリジナル・アルバムは15枚以上にのぼります。
堂本剛が突発性難聴のため音楽活動を休止
順風満帆に見えたKinKi Kidsですが、メンバーの堂本剛が2017年の6月に突発性難聴に見舞われ、入院を余儀なくされています。
難聴以外には特に身体的に問題はなかったのですが、肝心の耳が爆音に耐えられないということで、音楽関係の仕事は全面的に休止。
ライブはもちろん、音楽番組への出演も取りやめて、
8月に横浜スタジアムで行われたKinKi Kids 20周年イベントにも直接の出演はせず、生中継映像での出演という異例の形をとりました。
約5ヵ月間の治療期間を経て復帰
20年に及ぶ音楽活動の中でも最大のピンチと思われた堂本剛の活動休止でしたが、医師からのゴーサインを得て10月29日のテレビ朝日 音楽フェスティバル「ドリームフェスティバル2017」に2人そろって出演。
5月31日の「MTVアンプラグド」以来、実に151日ぶりの2人そろっての出演により復帰を果たしています。
休止期間を経て2人の絆はさらに強固に
音楽業界を走り続けてきた2人にとって、約5ヵ月に及ぶ休止期間は決して無駄ではなかったようです。
堂本剛は、KinKi Kidsにとっても、自分にとってもたいへん貴重な時間だった、と語っており、久しぶりにステージに立てる幸せと喜びを噛みしめていたようです。
また、堂本光一は堂本剛の休止期間中、一人でのステージも務めていたのですが、2人で活動できることへの感謝の気持ち、
そしてKinKi Kidsというユニットの存在がいかに自分にとって大きなものであったかを再認識し、これからの活動について考えるよいきっかけになったと語っています。
特徴的な「青の時代」のパート構成
そんなKinKi Kidsの「青の時代」は1998年7月29日に発売された4枚目のシングルです。
KinKi Kidsにとっては初の両A面シングルで、「全部だきしめて」とのカップリングでした。
このシングルはオリコン週間ランキングで約45万枚を売り上げ初登場1位、ロングヒットとなってKinKi Kids最長の4週連続首位も獲得し、累計売上は115万枚以上のミリオンセラーとなっています。
青春三部作の主題歌として採用
またこの曲は1998年にTBS系で放映された堂本剛主演の通称「青春三部作」のひとつである同名ドラマ「青の時代」の主題歌としても採用されていました。
青春三部作とは、「若葉のころ」（1996年4月12日 - 6月28日）、「青の時代」（1998年7月3日 - 9月11日）「Summer Snow」（2000年7月7日 - 9月15日）を指します。
このドラマは若かりし頃の堂本剛が主人公で、犯罪に手を染めてしまった少年が心優しい弁護士によって更生する、
と思いきや、今度はその弁護士の手によって罠にはめられるという、友情と愛、憎しみと苦悩をちりばめた非情なストーリーでした。
