2番では、元彼女が新しい彼氏と歩いてるところを見てしまいます!

最悪のシチュエーションといえる、「僕」にとっては大事件です。

同じ町に住んでいればいやでも顔を合わせる機会があるでしょう。

相手に気づかれてはいないけれど、傷心中にはつらい試練ですね。

しかも、気持ちが残っている自分とは正反対の状況で楽しそうにしています。

恋が終わったあと、すぐに新しい恋を探せる女の子と、対照的な男の子。

前に進めていなかった自分に気づき、ショックを受けるシーンです。

強くなれたと思える今へ

何か変わった あの頃の僕じゃ 泣き崩れてたかも
新しい恋は まだ始まらない それでも強くなれた
あの時 落ち込むしか出来なかったが 今は平気なんだから
新しい出会いはどこにあるかな?

出典: あの頃から/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

この歌詞には、最も辛い経験を経て、どん底の男の子に心境の変化がみられます。

最悪の時はそんなに長くは続かないことにも目を向け始めます。

元彼女が楽しそうな姿に、きっと、悩んでいることもばかばかしくなるでしょう。

「何か変わった」という気づきのフレーズが印象的。

ネガティブデイ続けることは、自分にとってプラスにならない実感した瞬間です。

「強くなれた」と言う部分は、強がりでなく、心から自覚できた成長の証です。 

1番の歌詞と大きく変わった点といえますね! 

次の出会いへ向け成長するラストパート

納得のいかない別れから出会いに向かっていく

【GReeeeN/あの頃から】失恋を歌った歌詞を解説!成長を感じる1番と2番の歌詞の違いに注目しようの画像

話がしたくて!って それでも会える手段一つもなく
何一つ納得もできず ただ時は流れて過ぎて

出典: あの頃から/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

2番の辛い出来事から急に未来志向が生まれる最後のパート。

この歌詞から、なぜ別れたいと彼女が思っていたかったのか知りたい想いが伝わります。

納得できないモヤモヤが募るのは苦しいですよね。

それだけ相手を好きだったのでしょう。

もっと良い付き合い方をしたかった、という後悔も感じ取れます。

しかし、先に進んでいく彼女の姿を見て吹っ切れたのでしょうか。

次の部分ははっきりと過去を受け入れたことがわかります。

あの頃の僕なら色んな気持ちを抑えつけるだけ
それでも今はこうして立ち直る 時間が解決して

出典: あの頃から/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

自分の気持ちに向き合うことで、本当に立ち直ることができたという内容。

それには時間がかかったけれど、もう大丈夫だと、言っているようです。

青春の代弁者GReeeeNらしく、曲の中で成長していく僕を発見できます。

時間が解決してくれる失恋の傷

涙を拭いた 悲しみも拭いた かなり時間がかかった
あいつの声や 何気ないクセが 何かと脳裏に浮かんだ

出典: あの頃から/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

1番と同じフレーズの繰り返しの部分。

しかし、2番の歌詞を知ることで違う響きになってくるから不思議です。

最後の部分は、これまでとは違ったポジティブさが表現されます。

歌声も、トーンが明るくなり、吹っ切れたようなさわやかさも感じます。

そして最後のワンフレーズはこちらです。

あの時落ち込むしか出来なかったが 今は平気なんだから
新しい出会いはそこにあるから!

出典: あの頃から/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

最後の言葉は1番と変わっていて、次の出会いを意識で来ていることがわかります。

1番では、「どこにあるのかな?」という不安げな頼りないフレーズでした。

ラストで「そこにあるから!」という言いきりに変化。

失恋モードは終わりという、決意のようにも受け取れます。

それと同時に、同じように失恋で後ろ向きになった人へのエールとも取れるでしょう。

GReeeeNの歌詞の魅力はストレートで飾らない言葉です。

ここまでの失恋の悩みが解決するまでのプロセスは、最後にすっきりさせてくれます。

辛い気持ちを理解してくれたうえで、一緒に頑張ろうという声かけと取れますね。

ラップパートにも注目しよう!

想いのこもった熱いラップパート

もう一点、この曲で注目しているのが、ラップの歌詞です。

GReeeeNはラップの入った曲がほとんど。

ラップ部分に熱い想いが込められています

アップテンポのイントロの次は、ラップ担当の92(クニ)の渋い声からスタート。

曲の始まりのラップの歌詞はこちら。