楽曲「君の隣にいたいから」

10thシングル

SHISHAMO【君の隣にいたいから】歌詞の意味を解説!君はどんな存在?君に恥じない自分でいる為にの画像

SHISHAMOは2019年10月に楽曲「君の隣にいたいから」をリリースしました。

ポップな曲調であり、前向きな歌詞が世代を問わず好評です。

曲のテーマはちょっぴり自信の無い自分尊敬できる大好きな人

自分なんかがこの人の隣にいてもいいのかな?という不安な気持ちもあります。

でもここでは前向きな要素が多いので、大好きな人の隣にいても恥ずかしくない自分になれるように頑張るのです。

いつまでも憧れの存在であり、自分の背中を押してくれる人には感謝の気持ちしか浮かんできませんね。

Nコン課題曲

SHISHAMO【君の隣にいたいから】歌詞の意味を解説!君はどんな存在?君に恥じない自分でいる為にの画像

「君の隣にいたいから」は第86回NHK全国学校音楽コンクール(以下Nコン)の中学生の部の課題曲です。

SHISHAMOがNコンの為に制作した歌詞には色々な悩みを抱える中学生に向けたメッセージも込められています。

人間関係に左右されやすい思春期は自分の気持ちを素直に伝えることが難しいです。

この歌をティーン世代が歌うことによってよりリアルな心情が重なり、楽曲の迫力もさらに増していきます。

原曲バージョンと合唱編曲バージョンを聴き比べてみると雰囲気の違いに驚きます。

SHISHAMO楽曲はもちろん、合唱曲としても今後人気が高い作品になりそうです。

「君の隣にいたいから」の歌詞をチェック

ルーズな自分とちゃんとした君

縦結びになったスニーカーの紐
直すこともせず
今日もただ歩いてる
だらしない私の隣に
背筋の伸びたいつもの君

出典: 君の隣にいたいから/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

この部分の歌詞に登場するのは少しルーズな一面のある主人公です。

スニーカーの紐がどうなっていても気にならない…というより直すこと自体が面倒だと思っています。

それに比べて隣にいる君の姿はどうでしょうか。

ピシッとした服装で、もちろんスニーカーの紐もしっかり結んであります。

そんな完璧な姿の君を見て、自分のダメなところが浮き彫りになってしまったように感じてしまうのです。

隣にこんなに中途半端な自分がいて、君までだらしないレッテルを貼られてしまうかもしれない…。

思春期の心はそんな心配までしてしまいます。

頑張っている君を応援するどころか足を引っ張ってしまうのではないかと思うのです。

今の自分にできること…それは君の隣を堂々と歩ける自分になることなのでしょう。

まだ夢や目標は探し中だけど自分自身がしっかり前を向くことによって世界は大きく変わるのです。

ひとまずそれを目標にして君の背中を追っていきます。

今の自分で大丈夫なのかな?

ちゃんと上手にやれたかな
ちゃんと思いやりを持てたかな
ちゃんと優しくできたかな
鏡に映る私に今夜も問いかける

出典: 君の隣にいたいから/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

自分の行動一つ一つが相手にどう思われているのかがとても気になります。

良くも悪くも人の意見に左右されやすい時期なのです。

そしてまわりの環境から浮くことを恐れ、あまり自分の意見を主張しなかったりします。

"上手にやれる"という言葉にはそんな意味も込められているのではないでしょうか。

特に憧れの君からどう思われているのかが一番心配なのかもしれません。

でも協調性を大切にすることばかり気にしていると個性が薄くなってしまいます。

だからこそ思春期は自分がどうなりたいのか?で悩んでしまうのでしょう。

まわりと上手くやりながら自分の個性を輝かせていくのはとても難しいことだと思います。

自信を持って歩き出そう

君がまっすぐただまっすぐに
飛ぼうとしてる姿見てると
時々不安になるけれど
いつまでも胸張って君の隣にいたいから
君のやつほど立派じゃない羽精一杯広げて
自分の空を探すよ

出典: 君の隣にいたいから/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

ティーン世代の繊細な心は少しの環境の変化にも敏感になってしまいます。

そんな中、憧れの君はまわりに流されることなく自分自身を貫いているのです。

君は目指した空に向かって脇目も振らずに進んでいきます。

尊敬する気持ちよりも自分だけ取り残されてしまうのではないかという不安が勝っているように思えました。

でもこのままではいけない!と自分を奮い立たせます。

君に置いていかれないように必死についていこうと決めるのです。

いつまでも隣で笑って過ごす為に頑張ります。

序盤から最初のサビまでは君の隣にいたい自分が変わっていく様子が描かれていました。

自信を持って前に進んでいけるのは間違いなく隣に君がいたからでしょう。