女の子たちが泣けるロックを生み出すSHISHAMO
神奈川で生まれた新世代の星
SHISHAMOが誕生したのは、神奈川県にある川崎総合高等学校。学校の軽音部に入った現ボーカル&ギターの宮崎朝子と元メンバーでベースの松本彩がバンドを結成したのが始まりでした。
バンド結成した翌年には、顧問からオリジナル曲を作らないかといわれ、「宿題が終わらない」を作成。
そして、その曲を引っ提げて全国高校アマチュアバンドが集まるTEEN ROCK IN HITACHINAKA 2012で優秀賞とボーカル賞を受賞しました。
その後、音楽雑誌「MUSICA」の鹿野淳の目に留まり、徐々に「すごいバンドがいる」と噂が広まり、見る見るうちに頭角を現したんですね。
1stシングル「宿題が終わらない」がインディーズながら約1000枚売れ、オリコンインディーズチャートの7位にランクインするという快挙を成し遂げ、注目されました。
SHISHAMOの魅力
インディーズ時代から順風満帆に進んできたSHISYAMO。その魅力はなんといってもボーカル&ギターを担当している宮崎朝子の歌詞と半端ない演奏力ですね。
ガールズバンドとは思えないほど、激しいギターやパワフルなドラムは音を真っ直ぐに届けてくれます。
そして、SHISHAMO本人たちがこう思っていると伝える歌詞ではなく、聞き手が「等身大だ」と感じさせてくれるリアルな歌詞の世界が魅力です。
イラストも手掛ける宮崎朝子
SHISHAMOの楽曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている宮崎朝子は、SHISHAMOのジャケットイラストも手掛けています。
宮崎朝子は漫画家を目指していた時期があり、そのイラストもキュートでポップ。ファンからも人気がありますよ。
「恋する」は1stアルバム「SHISHAMO」に収録
本格的にバンド活動を開始したSHISHAMOのデビューアルバム
仮タイトルは「カルピス」
作詞・作曲を担当してる宮崎朝子が「恋する」を作る時に、夏らしいキラッとした曲を作りたいと思ったそうです。
爽やかな夏といえば「カルピス!」と思ってタイトルを付けたようですが、ドラムの吉川美冴貴から商標だから使えないということを聞かされ「恋する」に替わったそうです。
「恋する」の歌詞
いつだって一緒にバカ騒ぎしてくれるのは君くらいだと思ってて
それは君と私の間に恋が芽生えることはないって
そう思っていたのは私だけじゃないはずよ
ねえ そうでしょ
やばい 本気になっちゃいそう
出典: 恋する/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
曲の冒頭は、恋を意識した瞬間から始まります。
バカなことにも笑いながら付き合ってくれる君を親友だとばかり思っていた「私」は、「君」に恋をするなんて考えてもなかったのに、ある時ハッと気付いてしまったんですね。
もしかしたら、「恋する」かもと。
そして、物語はここから始まります。
全然好みじゃないのになぜか君にドキドキするのは
きっと君が私の人生の中のイレギュラーだから
だから私 君のことが 癖になっちゃってんのかなあ
でも君は私の好みをもうとっくに知っちゃってるから
君は私が自分のことを好きだなんて一生気付かないよね
ああ バカな私 なんであんなこと言っちゃったんだろう?
出典: 恋する/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子