椎名林檎
どんな音楽に影響を受けているの?
もともと、幼少から習っていたピアノやバレエから、クラシック音楽が好きだったという椎名林檎ですが、父親の影響でジャズやポップスもよく聴いていたと言います。
特に父親のよく聴いていたジャズ音楽は、椎名も好んだそうで、頻繁に聴いていたのは「ニーナ・シモン」や「サラ・ボーン」などの女性ジャズボーカリストなのだとか。
ただ歌詞のある邦楽の曲を聴くことは少なく、母親の好きだったフォーク系の歌手のものが、邦楽として一番近くにあった邦楽だと言われています。
椎名林檎自身はどんな音楽が好みなの
成長すると、邦楽を聴くこともありつつ、はまっていたのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パール・ジャムということです。
椎名林檎の歌詞の中には、よくジャニス・イアンやシド・ヴィシャスやベンジー(浅井健一)なども出てくるので、こうしたヒントからも、彼女が好むアーティストが見えてきますよね。
伝説の1998年組
椎名林檎は高校を中退し、福岡で開催されるバンドのコンテストなどに出場を重ねます。
そこで才能を見出されますが、担当した音楽プロデューサーとの方向性の違いなどがあり、やや紆余曲折を経て1998年に東芝EMIからデビューをします。
そしてこの「1998年」は、音楽業界的には新しく個性的な女性アーティストが多く輩出された年でもあります。
具体的にはaiko・宇多田ヒカルも1998年デビュー組なんですよね。aikoとは同じバンドコンテストに出場したこともあり、デビュー前後から仲が良いそうです。
一方で宇多田ヒカルとも交流があり、宇多田ヒカルの『Fantôme』では、『2時間だけのバカンス』でコラボ曲を披露していますね。
椎名林檎のデビュー曲「幸福論」は健気な女性心を超ストレートに表現
椎名林檎のデビュー曲である『幸福論』は、とってもストレートに恋人への愛情を歌っていて、力強い感じさえします。
しかし、歌詞をよく聴いていると、登場する女性の気持ちはとっても健気!
デビュー曲でありながら、椎名林檎の世界観がしっかり確立されていて、今後が楽しみ!と思わせてくれます。

デビュー曲ではありますが、すでに林檎ワールドは全開です!
aikoのデビュー曲「カブトムシ」は女の子のリアルで可愛い気持ちを歌っている
aikoのデビュー曲である『カブトムシ』は、一見すれば恋人との幸せな時間を歌っている曲とだけ思えます。
しかし、よ~く歌詞を聴いていると、今の幸せと、未確定の二人の将来を歌っていると受け取れます。
椎名林檎と同じく、デビュー曲でありながらも、aikoの色がしっかりと出ている、彼女の代表曲ともいえる曲です。