メジャーデビューから15周年を迎えたPerfume
2020年にメジャーデビュー15周年を迎えたPerfume。
広島から世界へ羽ばたいた3人組です。
Perfumeには、彼女たちだけの色があります。
可愛いくてエフェクトがかった甘い歌声。
アイドルなのにテクノポップユニット。
立ち位置が固定されない、キレのある格好いいダンス。
リーダーはいないし、立ち位置も毎回変わります。
ブレイクまで長い時間がかかったことも有名です。
その実力は、いまや海外でも広く認められるほど。
ミュージックビデオに着目
![](https://img.youtube.com/vi/oqxvaDbAHkI/0.jpg)
この楽曲は、映画「屍人荘の殺人」の主題歌として起用されています。
映画でポイントとなるゾンビをイメージした振り付けもあります。
とても可愛らしいので、ぜひチェックしてみてください。
注目すべきは、ミュージックビデオの神秘的な世界観です。
近未来的な森の中で目を覚ます3人。暗闇の中で踊り出します。
森の中には不思議なモニターがあり、ある映像が流れます。
そこには、メジャーデビュー以降の彼女たちの軌跡が…。
ミュージックビデオを振り返りながら、記憶を辿る彼女たち。
昔から応援してきたファンは嬉し泣きするシーンでしょう。
年齢と共に洗練され、輝きを放ち続ける3人の物語。
曲の最後には、新しい植物の命が誕生しています。
デビューから一区切りつけて新たなスタートへ向かう。
そんな気配が感じられます。
近未来的な世界観
不可思議な歌詞の魔法
ここから、曲の歌詞に迫っていきます。
最大限界生きたいわ
宇宙全体が手品いやい
正真正銘未来以来
偶然性さえ運命さ
出典: 再生/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
この曲の世界観を表すのがサビパート。
曲の一番初めにくるフレーズです。
知らない単語がたくさん散りばめられた難解な歌詞。
中田ヤスタカ氏の未来のイメージでしょうか?
最大の限界まで生きるとは、命をまっとうすること。
生きることへの希望を示しています。
宇宙は手品のように解明できない謎に包まれた存在。
言葉遊びのような語尾の「いやい」が可愛らしいです。
偶然すらも運命として決められている。
SF感をたっぷりのと堪能できる歌詞です。
主人公はロボット?
コンピューターでも解けないわ
果てしない 光線の海
全身全霊で向かうわ
再生 再生 再生成
出典: 再生/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
この曲の主人公には、どこか無機質さを感じます。
AIやロボットを連想せずにはいられません。
光線の海とは、デジタル機器の光でしょうか?
パソコンのようなもので、何かを必死で調べています。
知りたいことがあって、調べ物をしているのです。
見つからない答えを探すために外へ飛び出す主人公。
何度も何度も探し求めるものの姿を脳内再生します。
それは、いつかの記憶に関連していることだと思います。
元祖ロボットガールといえば…
![](https://img.youtube.com/vi/jyTiZUbL_Qg/0.jpg)
主人公がロボット。ロボットといえばPerfumeです。
彼女たちの楽曲は、エレクトリックな曲調が多くみられます。
ファーストシングルからまさにその世界観は確立していました。
「リニアモーターガール」というタイトルです。
あ〜ちゃんは当初、こんなことをコメントしています。
本当はバラードを歌いたかったのに、曲はピコピコしてるし歌詞は訳が分からない。性に合わない
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/リニアモーターガール