世界へ羽ばたく「3人」!
日本のエレクトロ・ポップのトップをひた走るPerfume。
今やその人気は日本だけではなく世界中に広がっています。
中田ヤスタカさんのプロデュースによる数々の名曲、高度かつキュートなダンス。
そして三者三様に輝く個性。
ファンの「耳」と「目」、そして「心」に大きな刺激を与え続けています。
Perfumeの歴史
STAR TRAIN
「STAR TRAIN」とは
「STAR TRAIN」は2015年に発売された曲です。
映画「WE ARE Perfume-WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」の主題歌にもなっています。
2014年に開催された「Perfume WORLD TOUR 3rd」のドキュメントでもあるこの映画。
Perfumeの3人にとっても非常に重要な意味を持っている映画です。
MVに注目!
MVでもWORLD TOURの模様が映し出されています。
その映像をPerfumeの3人が映写室のような部屋で観る、という構成です。
3人が新しい記憶を共有しながら歌い上げる。
改めて3人の強い連帯感を感じさせられます。
この曲で歌われているのは…?
このMVを観ると、Perfumeの視線はWORLD TOURのみに向けられているように見えます。
しかし、この曲に含まれているものはそれだけではありません。
現在だけではなく、遠い過去、そして遠い未来までもが描き出されています。
この歌詞のどこに過去と未来が織り込まれているのか。
それはPerfumeの歴史を追いながら、この曲の歌詞と照らし合わせることでわかります。
今回は「過去」と「未来」そして「歴史」というキーワードで歌詞を分析していきましょう!
歌詞に織り込まれた「過去」
Perfumeは広島の芸能スクールで出会った3人で結成されます。
現在のあ〜ちゃん、かしゆか、のっちの3人体制になったのは2001年のことです。
その後、広島ローカル時代を経て、2003年に上京。インディーズで活動を開始します。
インディーズ初のリリースが「スウィートドーナッツ」です。
この曲で中田ヤスタカさんと出会い、テクノポップの楽曲を展開していきます。
ここで重要なのは「広島から上京した」という点です。
東京の芸能事務所に直接入るのではなく、故郷から出発した3人。
その事実が「STAR TRAIN」の中にどのように織り込まれているのでしょうか。
片道切符を手にして
手探りで夢をみる
何もない ただ信じて
宇宙(そら)までが遠いほど
片道切符を求めて
出典: STAR TRAIN/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ