過ぎ去ってく 時間の中で どれだけ 笑っていけるだろう
忘れられない 瞬間(とき)があるよ この胸に吹く風の色
感じてる
出典: STORY/作詞:小川貴史,alt 作曲:オオバコウスケ
ここでは今という時間が過去になっていく様子が描かれています。
そして、その過去についても大切な思い出になっていくのだということが2行目に書かれているのです。
今思い返すとあの時の思い出はかけがえのないものだった。
ここではそんな時の流れによってもたらされる思い出の美しさを伝えています。
思い出は自分の心の中で様々な色で輝いているのです。
それが、夢を追う今の自分にとっての糧になる。
同志たちと向き合い、前へ進もうとした日々。
その日々で絆を深めあったことでしょう。
そんなことを繰り返すことも、夢にたどり着く動力源になるのです。
そんな風に彼らは、人生を楽しむことの大切さも教えてくれています。
輝きを求めて
信じた言葉が輝くように 求めた数だけ全ては変わる
そしてもう一度 声を上げてくんだ そういつまでも
出典: STORY/作詞:小川貴史,alt 作曲:オオバコウスケ
ここでは、信念を貫くことの大事さを歌っているのでしょう。
そのことを心で何度も復唱しながら、自分を鼓舞していく。
そんな様子が浮かびます。
1度挫折しても、諦めずに前を向いて走る。
それが何よりも大事であるといっているのでしょう。
彼らはそう私たちに伝えてくれているかのようです。
サビ(2番)
悲しみを乗り越えて
熱く誓った思いを なぞってそっと放つんだ
かけがえのない明日へ
悲しみだってこの手で 抱き締め合っていけるなら
立ち止まることはないんだ
出典: STORY/作詞:小川貴史,alt 作曲:オオバコウスケ
今までの自分自身と向き合いながら、それを超えてゆくことで夢へと近づく。
しかし、その道のりには様々な困難が待ち受けています。
それを乗り越えるには悲しみが伴うことでしょう。
悲しみを受け入れることがなかなかできない人もいるかもしれません。
しかし、彼らはそんなものも一緒に共有していこうと夢を追う人々に語りかけます。
まるで彼らに「独りじゃないよ、僕たちもいるよ」といっているかのような歌詞です。
未来に向かって
僕たちがきっと見ていた 未来の物語には
終わりはないよ どこまでも この世界を駆けて
出典: STORY/作詞:小川貴史,alt 作曲:オオバコウスケ
ここでも彼らは、前に進むことを強調しています。
この2行は1番と変わらない歌詞です。
1番では私たちの背中を押すように感じられたこの部分。
2番では、どこか慰めのようにも聞こえます。
それはつまり、前述のパートにおいて、私たちに寄り添うことを伝えた彼らの言葉による作用でしょう。
背中を押すだけでなく、そばにいる。
彼らはそう私たちに語りかけています。
最後のサビ
嵐だからこそ響く歌
どこまでだって向かうよ 本気で生きていたいから
止まることない挑戦者(チャレンジャー)
半端な夢は語らない 明日へ上り詰めるのさ
限りない愛を纏(まと)って
僕たちがきっと見ていた 未来の物語には
終わりはないよ どこまでも この世界を駆けて
出典: STORY/作詞:小川貴史,alt 作曲:オオバコウスケ
ラスサビも1番のサビと同じ歌詞となっています。
この繰り返しによって、この歌詞が描くストーリーを明確なものにしているように感じるのです。
つまり、彼らが私たちに伝えたいコアの部分はここにあるということでしょう。
どこまでも先を見つめ、そこへの道のりをただ黙々と進むこと。
その価値はとても高いのだと彼らは私たちに伝えてくれます。
ストーリー性がある歌詞は多いですが、ここまで明確にメッセージを伝えてくれる曲は珍しいです。
この楽曲を、個々人が多方面で活躍する嵐というアイドルグループが歌うこと。
それはとても大きな意味を持っているでしょう。