アニメ映画挿入歌に採用された「道楽心情」はどんな曲?

DOES【道楽心情】歌詞の意味を解釈!バカ騒ぎはなぜ最後なのか?道楽心情制御不能である理由を紐解くの画像

2021年1月6日にリリースされた本作。

本作は映画「銀魂 THE FINAL」の挿入歌として書き下ろされた作品です。

本作に加えてもう一曲挿入歌を担当したことも話題に。

無期限で活動停止しており、バンド再始動後初のリリース楽曲としても注目を浴びました。

映画の原作の漫画は週刊少年ジャンプにおいて2003年12月に連載がスタートしました。

コミックスの巻数にするとその数なんと77巻。

非常にロングランだった作品が終わるとのことで映画自体も大注目でした。

多くのファンがさまざまな思いを抱いて迎えた物語のフィナーレ。

3回目のタイアップとなるDOES楽曲をフィナーレの物語に入れることのエモさにも多くの人が唸ったはずです。

挿入歌の本作は劇中の戦いシーンにぴったりなアップチューンで視聴者の心を熱く震わせたことでしょう。

和装女性が踊るMVではアニメとバンドの世界観を融合

本作のMVは暗いステージの上でバンドが演奏を始めるところからスタート。

そして、画面は切り替わり和風の美しい衣装を身にま女性が扇子で顔を隠した女性が映し出されます。

今にも何かが始まるというその演出に引き込まれた方も多いのではないでしょうか。

そこから歌うバンド、歩きながら踊る女性が交互に映されながらMVは進んでいきます。

歌っている姿を照らすライトは素早く動き臨場感を煽ります。

銀魂の登場人物も和装のキャラが多く、そちらともリンクしているのでしょう。

クールでありながらエネルギッシュMVに仕上がりました。

映画と「道楽心情」の関係性

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銀魂とのタイアップは本作で3曲目となるDOES

ある意味おなじみのタイアップとなり、今回のコラボもアニメ・バンドの両ファンに待ち望まれたものでした。

作詞を担当した氏原ワタルがTwitterで明かした仕掛けも話題を呼びました。

連載を終えた漫画原作者への労い。

多くのファンに愛された登場人物を表す描写。

隠された銀魂と原作者名の文字。

その愛ある歌詞への粋な仕掛けは、銀魂ファンはもちろんバンドファンをシビれさせました。

歌詞内の仕掛けについては、バンドメンバーやスタッフにも秘密にしていたようで、遊び心をのぞかせました。

タイアップについてバンドはアニメをきっかけに自分たちを多くの人が知ってくれたとコメント。

作品への恩返しができるよう曲を作ったというコメントに多くのファンが期待を寄せました。

アニメへの愛で溢れていながらも、DOES色全開の熱い楽曲

終わりを迎えてしまった物語でしたが、聴くと一気に物語の展開を楽しむ気持ちが呼び起こされます。

ぜひ作品への愛と仕掛けに注目しながら聴いてみてください。

DOES「道楽心情」の歌詞を紐解く

アニメの世界観をふんだんに盛り込み、バンドの再始動初リリースとなった本作。

多くのファンに惜しまれつつも終わりを迎えた物語に寄り添った本作は、あなたにどのように響くでしょうか。

原作アニメへの深い愛が散りばめられたDOESの「道楽心情」の歌詞を徹底解説していきます。

隠された原作作者へのリスペクト

ある日空から天照が言った(いったいなんだ)
ヒトノ知恵二限界ナド無イノダ (へえそうなんだ)

出典: 道楽心情/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル

物語の始まりを思わせる始めの2行。

物語の始まったころのことを思い返す描写が表すものはそれだけではありません。

なんと縦読みしたときに原作者である空知英秋の苗字が隠されているのです。

この仕掛けについては作詞を担当した氏原が自身のTwitterで公表したもので、ファンは大変喜んでいました。

始まりから非常に愛を感じられる歌詞になっています。

登場キャラや作者への労い

闘いに明け暮れて疲れ切った奴のために
花束を捧げよう
んでずっとずっと楽しむさ

出典: 道楽心情/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル

1行目のフレーズは物語を盛り上げた登場キャラに向けられたもののように感じますが、ここにも仕掛けが。

作詞を担当した氏原は自身のTwitterでこのフレーズは、原作者に向けたものでもあると解説しています。

長い闘いを経験したキャラクターと長い連載をやり切った作者に労いの言葉を述べます。

本アニメを通してさまざまな感情を視聴者にはうるっと来てしまうところがあるのではないでしょうか。

最後の行のフレーズでは、終わってしまっても心の支えにするともとれる表現が泣かせます。

2003年からの長かった旅路に想いを馳せずにはいられない瞬間です。

長かった旅路を思うと同時に、その旅もあと少しで終わってしまう寂しさも感じられるでしょう。